シナリオ型チャットボットとは?作り方3ステップや注意点も説明

基礎知識

「シナリオ型チャットボットとはどういったものなの…?」と気になってはいませんか。

ホームページなどに導入することで、ユーザーの満足度向上が期待できるチャットボット。導入してみたいと考えているものの、シナリオ型とはどういったものかわからずに躊躇している方もいるでしょう。

そこで、本記事ではシナリオ型チャットボットとはどういったものかを説明します。また、構築シナリオの作り方も説明するため、シナリオ型チャットボットの導入を検討している方は参考にしてください。

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シナリオ型チャットボットとは

シナリオ型チャットボットとは、想定される質問や回答をあらかじめ用意しているチャットボットです。

ただ質問と回答を用意するのではなく、ユーザーとの会話になるように複数の選択肢をフローチャート形式で用意します。選択肢をフローチャート形式で用意したものを「シナリオ」と呼びます。

シナリオ型チャットボットの導入効果を得るためには、良質なシナリオ作りが必要です。シナリオの質が低い場合、ユーザーの求める情報を提供できず、満足度を向上させられません。

そのため、シナリオ型チャットボットを導入する際は、シナリオ設計に力を入れましょう。

AI型チャットボットとの違い

AI型チャットボットとは、AIが会話履歴などの蓄積データを解析して、ユーザーの質問にふさわしい回答を提供するチャットボットです。ユーザーの質問からキーワードを拾うことで、質問の意図を理解して回答します。

ユーザーは質問を自由におこなえるため、シナリオ型チャットボットのように複数の選択肢を選ぶ必要はなく、知りたい情報をすぐに知ることができます。

しかし、シナリオ型チャットボットよりもシステム構築に費用がかかったり、AIの専門的な知識が必要だったりするため、導入ハードルが高くデメリットと言えます。

また、回答の精度を向上させるためには膨大な量のデータを学習させる必要があります。学習量が足りないと、質問に回答できなかったり、間違った回答を返したりする場合もあるのです。

AI搭載型とシナリオ型チャットボットの違いについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:AI搭載の機械学習型チャットボットとは?特徴やメリットを解説

チャットボットで使用するシナリオの作り方5ステップ

これまで、シナリオ型チャットボットの特徴を説明しました。AI型チャットボットとは異なる特長があることを理解してもらえたでしょう。

次にこの章では、チャットボットで使用するシナリオの作り方を説明します。作り方は、以下の3ステップです。

  1. 導入目的とペルソナを明確にする
  2. ユーザーからの質問を洗い出し回答を用意する
  3. シナリオの骨組みを作る
  4. シナリオを作成する
  5. 動作テストをおこなう

これより順番に説明していきます。

①導入目的とペルソナを明確にする

まず、チャットボットツールの導入目的を検討してください。導入目的によっては、どのようなシナリオを作成すれば良いのかが変わるからです。

導入目的には以下のようなものが挙げられます。

【チャットボットツールの導入目的】

  • コンバージョンの向上
  • 人件費の削減
  • 顧客満足度の向上
  • サービスへの興味を喚起

また、導入目的だけではなく、ペルソナを明確にすることも重要です。ペルソナを決めない場合、ユーザーの抱える悩みを想定できないため、シナリオの流れがブレてしまいます。

せっかくシナリオを作成するのであれば、導入目的をしっかり達成したいはず。導入目的やペルソナを明確にして、シナリオの方向性を決めてください。

②ユーザーからの質問を洗い出し回答を用意する

次は、ペルソナとなっているユーザーからの質問内容を想定して洗い出します。

ユーザーがどのようなことに疑問を持つか、どのような情報を知りたいか、といった視点で考えて質問内容をリストアップしましょう。

今までにユーザーから実際に寄せられたお問い合わせ内容を参考にする方法も一つの手です。また、すでにFAQがある場合は、そこから質問内容を抽出しても良いでしょう。

想定できる質問内容を洗い出したら、次は回答内容を用意します。チャットボットのメリットは短文で簡潔にやり取りができる点なので、回答内容を考えるときも端的な文章を心がけましょう。

既存のFAQを参考にしている場合は、FAQページのように長文ではユーザーの離脱を招きかねません。要点をまとめて短文にするか、FAQページへの遷移を促すといった方法を取りましょう。

③シナリオの骨組みを作る

用意した質問と回答を基に、シナリオの骨組みを作ります。

いきなりチャットボットツールでシナリオを作成すると、情報を整理しきれずに内容を間違う可能性があります。そのため、まずはExcelやPowerPoint、紙などで骨組みを設計しておくと、スムーズにツールに設定できます。

どのような流れでチャットを進めるか考え、どこで分岐させるか、どのような選択肢を用意するのか、といった細かい内容で骨組みを設計します。

分岐点や選択肢が多すぎるとユーザーの離脱繋がりやすくなるため、ユーザーがストレスを感じない程度の回数にしましょう。

できあがった骨組みは自分で確認するだけでなく、社内メンバーにも確認してもらうことで改善点が見つかり、さらにブラッシュアップできます。

④シナリオを作成する

骨組みが完成したら、その流れに沿ってチャットボットツールにシナリオを設定していきます。

自然な会話になるよう意識し、ユーザーが求めている情報までたどり着けるようシナリオを作成しましょう。

なお、作成時の具体的なコツについては、次の章で詳しく解説いたします。

⑤動作テストをおこなう

シナリオが完成したら、動作テストをおこないましょう。動作テストでシナリオの流れを確認しなければ、質問同士が繋がっていなかったり、質問に適切な回答ができていなかったりする状態に気づけないからです。

そのため、シナリオが完成したら、当初に想定したペルソナや導入目的を満たせるフローチャートになっているか確認してください。

なお、動作テストをおこなう際は、社内の複数の人間でおこなうことがポイントです。シナリオを設計した人が一人で動作テストをおこなう場合、自分では気づかないミスを残してしまう可能性があるからです。複数人で動作テストをおこなって、不具合がないか確認しましょう。

チャットボットで使用するシナリオを作成する際の注意点

この章では、チャットボットで使用するシナリオを作成する際の注意点を説明します。注意点は、以下の通りです。

  • 選択肢は5つまでに抑える
  • 会話のステップ数を増やし過ぎない
  • 運用するサイトにトンマナを合わせる
  • 簡潔で理解しやすい会話内容を意識する
  • 定期的にシナリオの内容をメンテナンスする

これより順番に説明していきます。

選択肢は5つまでに抑える

シナリオの選択肢は1つの質問で5つまでに抑えましょう。ユーザーの求める情報を正確に提供したいがゆえに、選択肢を多くしてしまうと、ユーザーのページ離脱を引き起こす可能性があるからです。

1つの質問に選択肢を10個ほど用意した場合、ユーザーはどの選択肢を選べば良いのかわからなくなってしまいます。回答を簡単に得られないからと選択肢を選ぶことを面倒に感じて、諦めてしまう恐れもあります。

そのため、1つの質問では選択肢を5つ程度までに抑えましょう。どうしても5つ以上の選択肢になりそうな場合は、選択肢とは別に問い合わせするための項目を設置することがおすすめです。

シナリオ型チャットボットは、チャットボットの中でもシンプルな作りであり、ユーザーにとっても利用しやすいものであると言えます。選択肢を増やしたことによって使いやすさを失わないためにも、何を残すのかを検討しましょう。

会話のステップ数を増やし過ぎない

シナリオを作成する際、会話のステップ数を増やし過ぎないことも重要です。なぜなら、ステップ数が多過ぎるとユーザーが判断した場合、ユーザーがページを離脱する可能性があるからです。

ステップ数とはユーザーが欲しい情報を得るまでに必要な選択肢の数を指します。ステップ数が多い程、ユーザーが何について困っているのか把握できるため、求める情報を正確に与えやすくなります。

しかし、ユーザーは回答を得たいという目的の下チャットボットを操作しているため、ステップ数が多くて回答になかなか到達できなければ、イライラしたり、操作を途中でやめてしまったりするかもしれません。

そのため、シナリオを作成する際は、ステップ数は4つ程度に抑えることをおすすめします。せっかくのユーザーとの接点を失わないようにするためにも、ステップ数を増やし過ぎないように注意しましょう。

運用するサイトにトンマナを合わせる

チャトボットの質問は、運用するサイトのトンマナに合わせるようにしてください。運用サイトの雰囲気と離れた口調で質問をした場合、企業イメージやブランドイメージを壊してしまう可能性があるからです。

チャトボットのシナリオ設計をうまくおこなえば、ユーザーの悩みを解消できます。しかし、せっかく接点を持ってもらうのであれば、企業イメージのアップに繋げられるようにしたいところ。

例えば、運用するサイトが柔らかい口調で書かれているものとします。しかし、チャットボットの質問が柔らかい口調とかけ離れた堅苦しい口調である場合、ユーザーがサイトに感じていた親近感を失いかねません。

シナリオ型チャットボットはAIのように、キーワードを拾って回答するものではありません。ユーザーがリアルの人間と会話しているような自由なやりとりはおこなえませんが、運用サイトにトンマナを合わせるだけで、企業の人間と話しているかのような印象を与えられます。

質問や回答をおこなう者として、キャラクターを設定することもおすすめです。可愛らしいキャラクターを設定することで、ユーザーはキャラクターに親近感を感じる上に、質問するという操作を面倒に感じづらくなるでしょう。

さらに詳しい設計方法については、以下の記事もご参照ください。

関連記事:シナリオ型チャットボットのメリット・デメリットと設計方法を解説します

簡潔で理解しやすい会話内容を意識する

チャットのメリットは、手短かにやり取りができる点です。長文の内容だとユーザーがチャットから離脱しやすいと言われているため、簡潔な文章を心がけましょう。

ただし、短すぎて内容が伝わらなければ意味がありません。そのため、ユーザーが理解しやすいよう、要点はしっかりと抑えることがポイントです。

理解しやすい短文にするためには、文章を削るだけでなく箇条書きも活用すると良いでしょう。箇条書きで重要なポイントを提示すると、ユーザーが要点を理解しやすくなります。

もし長文でなければ伝えるのが難しい場合は、FAQページやマニュアルなどへの遷移を促す方法も一案です。「詳しい説明はこちらからご確認いただけます」などの文章と共に遷移先のURLを貼り付けておけば、ユーザーにとって利便性が高くなるでしょう。

定期的にシナリオの内容をメンテナンスする

シナリオを設定したら、定期的に内容を見直してメンテナンスしましょう。

よくあるのが、回答内容の間違いや変更です。例えばECサイトで送料が変更になった場合や製品規格が変わった場合など、チャットボットのシナリオの内容も変更しておかなければ、ユーザーに間違った情報を提供し続けることになります。

また、シナリオを見直してみると回答内容がわかりにくかったり、選択肢が多すぎたりするなどの課題が見つかる場合もあるでしょう。設計当時は気づかなかった部分も、運用を続けていくうちに発見できるようになります。

このように、よりユーザビリティを向上させるようブラッシュアップするため、定期的にシナリオの内容をメンテナンスする必要があります。

シナリオ型チャットボットの特徴

 

この章では、シナリオ型チャットボットの特長を紹介します。紹介する特徴は、以下の通りです。

  • 低コストで導入できる
  • FAQがあれば簡単に導入できる
  • ユーザーの操作性が簡単である
  • 誤った情報が提供されにくい
  • 対応品質を均一化できる
  • 社内の問い合わせ対応やヘルプデスクとしても活用できる

これより順番に説明していきます。

低コストで導入できる

シナリオ型チャットボットは、AI型チャットボットよりも低コストで導入できます。導入費用や月額費用が安いため、気軽に取り入れられる点が魅力です。

シナリオ型チャットボットには導入費用が無料のものも多くあります。月額費用が5万円以下のものもあり、チャットボットを初めて利用する企業にとっても導入ハードルは低いでしょう。

それに対し、高度の技術が搭載されているAI型チャットボットには導入費用が50万円を超えるものもあります。月額費用も10万円を超えるものが多く、カスタマイズ性が高くなるチャットボットはさらに高くなるため、導入ハードルは高くなっています。

そのため、できるだけ費用を抑えてチャットボットを導入したいという企業であれば、シナリオ型チャットボットの導入がおすすめです。

FAQがあれば簡単に導入できる

シナリオ型チャットボットを導入する際、FAQがあれば簡単に導入できます。シナリオを設計する際に活用できるため、ゼロから作成する必要がないからです。

良質なシナリオを作成するためには、多くの質問と回答を集めなければなりません。既存のFAQがあれば、質問や回答を用意する手間を大幅に削減することが可能なのです。

それに対し、AI型チャットボットはAIに学習させるための膨大なデータが必要となり、ユーザーが使用できる状態になるまでに多くの時間がかかります。ユーザーの質問に自由に答えられるといったメリットがある反面、導入までに膨大な手間と時間がかかるため、運用したいタイミングですぐに開始することが難しいのです。

ユーザーの操作性が簡単である

シナリオ型チャットボットツールは、インターフェースがわかりやすく操作性に優れているものが多く存在します。そのため、初めてチャットボットを導入する企業でも安心して運用できるでしょう。

また、チャットボットのシナリオは「Aを選択したらBに進んで、CとDの選択肢を出す」といったように、非常にシンプルでわかりやすく作られています。

「シナリオの設定」と聞くと難しそうなイメージを持つかもしれませんが、構造自体はシンプルなので、簡単に設定できる点もメリットです。

さらに、複雑なシナリオではなく一問一答形式の会話内容であれば、Excelで設定できるチャットボットツールもあります。Excelに質問内容と回答内容を入力してアップロードするだけなので、簡単にチャットボットを設定できます。

誤った情報が提供されにくい

シナリオ型チャットボットはシナリオに設定された会話内容に沿って、決められた回答を返すため、ユーザーに誤った情報を提供するリスクを軽減できます。

AI型チャットボットの場合、学習内容によってはAIが誤った情報を回答として提示する場合があります。ユーザビリティを損ねるだけでなく、企業の信頼を落としてしまうリスクもあるでしょう。

しかしシナリオ型チャットボットであれば、あらかじめ設定された内容以外の回答は返さないため、そのようなリスクを軽減できます。

ただし、そもそも設定内容を間違えている場合もまれにあるため、回答内容は定期的にメンテナンスする必要があるでしょう。

対応品質を均一化できる

シナリオ型チャットボットを活用すると、対応品質の均一化も図れます。

オペレーターによる有人チャットでは、オペレーターの経験やスキル、態度などによって、対応品質にバラつきが生じやすくなります。対応品質がバラバラだと、ユーザーの満足度低下にも繋がり、顧客離れを引き起こしかねません。

一方、シナリオ型チャットボットは設定されている内容に沿ってユーザーと会話を展開するため、誰にでも同じ対応が可能です。丁寧な回答や親しみやすい文章を意識すると、よりユーザーの満足度向上にも繋がるでしょう。

社内の問い合わせ対応やヘルプデスクとしても活用できる

シナリオ型チャットボットは、顧客対応だけでなく社内の問い合わせ対応やヘルプデスクとしても活用できます。

経理や人事、情報システムなど、社内からの問い合わせが多い部署が活用するケースが多く見られます。例えば「経費精算の方法」「出張の申請方法」「社内システムの使い方」など、社内で多く寄せられる質問内容とその回答を設定しておけば、従業員自ら知りたい情報を探し、自己解決が可能です。

また、社内の成功事例やノウハウをチャットボットに蓄積しておき、社内で共有するという活用方法を取っている企業もあります。

このように、シナリオ型チャットボットは社外だけでなく社内でも活用できるツールです。社内用に特化しているチャットボットツールもあるので、社内問い合わせの工数削減やノウハウの共有などに課題を抱えている方は、検討してみると良いでしょう。

シナリオ型チャットボットが向いている用途

シナリオ型チャットボットは決められたシナリオに沿って回答を返すという特性上、向いている用途がいくつかあります。

一番主な用途としては、問い合わせ対応が挙げられます。ユーザーの質問内容に応じた回答を返すため、問い合わせ対応が自動化し、有人対応すべき問い合わせの件数を軽減が可能です。

また、ユーザーが選択した項目に沿って次の会話を提示するという特性を活かし、アンケートや診断ゲームにも適しているでしょう。

さらに、「資料請求をしたい」「商品を購入したい」「直接話を聞きたい」など、ユーザーの目的に合わせて次のアクションを提示することも可能です。

一方、シナリオに設定されていない質問内容があった場合には、シナリオ型チャットボットでは対応できません。複雑な質問や専門的な質問への回答には向いていないので、AI型チャットボットもしくは有人チャットなどで対応する必要があります。

シナリオ型チャットボットのデメリット

シナリオ型チャットボットは問い合わせ対応が自動化し、担当者の負担軽減やユーザーの満足度向上にも繋がる点がメリットです。

しかし、デメリットもいくつか存在します。

  • シナリオにない回答はできない
  • フリーテキスト入力に対応できない
  • ユーザーの真のニーズを把握しにくい

ここからは、シナリオ型チャットボットのデメリットを3つ紹介します。

シナリオにない回答はできない

シナリオ型チャットボットはシナリオに沿った対応しかできないため、想定外の内容の問い合わせが来ても対応できません。簡単なFAQや単純なやり取りには向いていますが、問い合わせ内容が複雑化すると対応できなくなるため、注意が必要です。

そのため、自社ユーザーの問い合わせが定型的な場合はシナリオ型チャットボットが向いていますが、複雑な質問が多い場合はシナリオ型チャットボット以外の方法も検討しましょう。

また、シナリオにない質問が来た場合は、有人チャットに引き継ぐなどの方法も一案です。

フリーテキスト入力に対応できない

シナリオ型チャットボットは選択肢から項目を選んでいき回答まで導くため、フリーテキスト入力には対応していません

例えばECサイトのユーザーが北海道への送料を知りたい場合、シナリオ型チャットボットであれば「お問い合わせ内容をお選びください」という文章の下にある「送料について」「返品方法について」「キャンセルについて」などの項目から「送料」を選びます。そして次に、発送先地域を選択することで、北海道への送料を知ることができます。

一方、フリーテキスト入力に対応しているAI型チャットボットでは「北海道への送料が知りたい」とユーザーが入力するとすぐに回答が表示されるため、シナリオ型チャットボットよりも短いステップで求めている情報を得られるのです。

このようにシナリオ型チャットボットはフリーテキストに対応ができないため、やり取りの自由度が低く、情報提供に時間がかかるといった面があります。

ユーザーの真のニーズを把握しにくい

ユーザーはあらかじめ設定されている項目しか選択できないため、ユーザーが本当に求めている情報やニーズの把握が難しい点もデメリットです。

シナリオ型チャットボットでは、製品に対する満足度を「良い」「普通」「悪い」などの項目から選んでもらうくらいしかできません。そのため、ユーザーがどの点に満足しているか・不満を抱いているか、といった細かい部分を把握できないのです。

また聞きたいと思っている内容が選択肢にない場合、そこでユーザーは離脱してしまうので、結局何を求めていたのかを把握できないまま終わってしまいます。

一方、AI型チャットボットのようにフリーテキスト入力に対応していると、ユーザーは自分の言葉で質問や意見を入力できるため、ユーザーの真のニーズを把握しやすいと言えます。仮にうまく回答ができなかった場合でも、ユーザーの入力はログとして蓄積されるため、会話ログを分析することで、ニーズを理解し、チャットボットの改善やマーケティングに生かすことも可能です。

チャットボットを選ぶポイント

チャットボットツールは多くの種類があるため、自社にとって最適なツールをどのように選べば良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、チャットボットツールを選ぶポイントは以下の6つです。

  • シナリオ型かAI型か
  • コストは予算内か
  • 求めている機能は搭載されているか
  • サポートはあるか
  • セキュリティは脆弱ではないか
  • 外部ツールと連携できるか

それぞれ紹介するので、ぜひご参考ください。

シナリオ型かAI型か

自社にはシナリオ型とAI型どちらが合っているのかの検討から始めましょう。

ユーザーからの質問内容が定型的だったり、簡単なやり取りでユーザーを回答まで導けたりする場合は、シナリオ型チャットボットが向いています。

一方、広範囲の質問や複雑な質問、フリーテキスト入力が必要な場合は、AI型チャットボットのほうが適しています。

従って、まずは自社の業種や商材を分析したり、今までに寄せられたユーザーからの問い合わせ内容を洗い出したりして、シナリオ型・AI型どちらが適しているか判断しましょう。

コストは予算内か

コストも重要な判断材料です。チャットボットツールは毎月の利用料金がかかります。また、ツールによっては初期費用がかかることもあり、導入時に大きな出費が発生します。

毎月、どのくらいのコストをチャットボットツールにかけられるか算出し、ツールの利用料金や初期費用などが予算内におさまるか見極めましょう。

その際、目下でかかる必要だけでなく、チャットボットの導入によって削減できると思われる費用についても考慮しておくことで、費用対効果をある程度算出できます。

求めている機能は搭載されているか

チャットボットツールによって搭載されている機能が異なるため、自社で必要としている機能があるかどうか確認しましょう。

例えば、一口に「分析機能」と言っても、ツールによって分析できる内容が異なります。ツールに分析機能が搭載されていても、自社で分析したい「問い合わせ件数」や「回答できなかった件数」などが分析できなければ意味がありません。そのため機能の内容についても細かく確認が必要です。

サポートはあるか

導入や運用に不安がある場合、サポートの活用がおすすめです。

チャットボットツールによってサポート内容は様々で、メールでのサポートしか受け付けていないツールもあれば、月一回のコンサルティングまで支援してくれるツールもあります。

手厚いサポートを受けられるツールを選ぶと、スムーズに導入でき、運用定着にも繋がるでしょう。

セキュリティは脆弱ではないか

チャットボットは社内の重要な情報を取り扱うため、セキュリティ面も注目したいポイントです。

クラウドツールはセキュリティ面が強固なものが多いですが、ツールによってセキュリティ対策の内容が異なるため、十分に確認する必要があります。

不正なアクセスやログインの対策がされているか、通信は暗号化されているか、サーバーの障害対策はできているか、などの視点でセキュリティ面を判断しましょう。

外部ツールと連携できるか

外部ツールと連携できるチャットボットツールを選ぶと、より業務の効率化が図れます

例えばCRMやSFAなど顧客情報を管理できるツールと連携すると、顧客の過去の購入履歴や問い合わせ履歴に紐づいて問い合わせ対応ができるツールもあります。

また、LINEやFacebook Messenger、Slackなどのチャットツールと連携し、WEBサイト上だけでなく外部のチャットツールでチャットボットを動かせるツールもあります。普段から利用しているチャットツールから問い合わせができるようになれば、使い勝手もさらに良く、顧客満足度向上にも繋がるでしょう。

おすすめのシナリオ型チャットボット3選

ここからは、おすすめのシナリオ型チャットボットを3製品紹介します。特徴や機能などを紹介するので、チャットボットツールの選定にお役立てください。

さっとFAQ

さっとFAQ」は、その名の通り誰でも「さっと」導入・運用ができるチャットボットツールです。

シナリオはフローチャート形式で設計できるため、直感的に作業できます。また、一問一答形式の会話であればExcelで設定でき、より簡単にチャットボットでの会話を作ることが可能です。

また、分析機能も優れており、利用頻度が多い質問や答えられなかった質問など細かい分析ができます。分析内容から、シナリオを追加したりブラッシュアップしたりできるでしょう。

利用料金は月額1万円からなので、コスト面でも手軽に導入できる点も魅力です。設定できる設問数や設置できるチャットボット数に応じて3つの料金プランが用意されているため、自社に合ったプランを選択できます。

sinclo

sinclo

シナリオ型チャットボット「sinclo(シンクロ)」は、チャットボットと有人対応のどちらにも搭載しているハイブリッド型ツールです。チャットボットでは回答できない内容をオペレーターに引き渡せるので、ユーザーのストレスを軽減できます。

また「オートメッセージ機能」を使うと、WEBサイト訪問者の滞在時間や訪問回数などから、最適なタイミングで最適なメッセージを発信できます。

また、ユーザーがチャットの途中で離脱しても、再訪問時に回答済みの内容を復元するため、ユーザーは最初から問い合わせる必要がなく、ストレスが軽減されます。

シナリオはドラッグ&ドロップ操作で設定でき、手軽に運用できる点も特徴です。

SYNALIO

SYNALIO(シナリオ)」は、チャットボットでの問い合わせ対応だけでなく、ユーザーの行動履歴や会話履歴などからユーザー分析ができる、マーケティング要素もあるチャットボットツールです。

従来のWEB解析ツールは、ユーザーのWEBサイト内での行動データしか分析できませんでした。しかしSYNALIOはチャットボットでの会話データも分析できるため、ユーザーのニーズや状況を詳しく把握でき、次の施策に活かすことができます。

例えば、ユーザーの属性や見込み度などをグルーピングをして、特定のグループに特定のメッセージ配信が可能です。ユーザーの状況に合わせて配信するメッセージを設定できるため、より成果を高められます。

また、チャットボットのシナリオはフローチャート形式で簡単に設定できるので、複雑な操作が必要ありません。操作方法の簡便さも特徴と言えるでしょう。

まとめ:注意点を理解してシナリオ型チャットボットの導入を成功させよう

本記事では、シナリオ型チャットボットとはどういったものかを説明しました。AI型チャットボットよりも低コストで導入できたり、FAQを用意したら簡単に導入できたりするメリットがあります。

また、シナリオの作り方についても説明しました。作り方は、以下の通りです。

【シナリオの作り方】

  1. 導入目的を明確にする
  2. ユーザーからの質問を洗い出し回答を用意する
  3. シナリオの骨組みを作る
  4. シナリオを作成する
  5. 動作テストをおこなう

ぜひ、本記事で説明した導入のメリットやシナリオの作り方を参考にして、シナリオ型チャットボットの導入を検討してみてください。

弊社サンソウシステムズでは月額1万円からスタートできる「さっとFAQ」というチャットボットを提供しています。エクセルから簡単に会話データを作成でき、プログラミングスキルも必要ありません。

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