「チャットボットの費用相場はどのくらい?」と気になってはいませんか。
導入することで、問い合わせ工数の大幅削減が期待できるチャットボット。気になってはいるものの、費用相場がわからず躊躇している方もいるでしょう。
そこで本記事では、チャットボットの費用相場を紹介します。
また、おすすめのチャットボット5つも紹介しているため、チャットボットの導入を検討している方は参考にしてください。
チャットボットとは
チャットボットとは、チャットとボットを組み合わせた造語です。ロボットが自動で会話するプログラムを意味しています。
あらかじめ質問に対する答えを設定しておけば、ロボットが人間の代わりに質問に回答してくれる仕組みです。
チャットボットを導入すると、問い合わせ対応の工数削減や顧客満足度の向上を期待できることから、多くの企業で導入されています。企業の運営するホームページを閲覧したときに、右下あたりにチャットボットのアイコンが表示されているのを見たことある人が多いでしょう。
チャットボットの費用相場
ここからは、チャットボットの費用相場を紹介します。チャットボットの費用は、提供会社や機能によって大きく異なります。
AIを搭載しておらず、カスタマイズ開発もおこなわないチャットボットであれば、月額1万円程度から利用することが可能です。一方、AIを搭載しており、カスタマイズ開発もおこなうチャットボットは月額50万円程度と高額になるものもあります。
チャットボットの費用相場は一概にいくらと言えるものではなく、AI搭載の有無やカスタマイズ性で大きく変動することを覚えておきましょう。
チャットボットの導入にかかる費用
この章では、チャットボットの導入にかかる費用を紹介します。導入にかかる費用は、以下の通りです。
- 導入費用
- 月額費用
- シナリオ作成費用
- コンサルティング費用
- カスタマイズ費用
これより順番に説明していきます。
導入費用
導入費用とは、チャットボットを導入する際に利用環境の構築費として発生する費用です。
必ず発生するものではなく、ツールよっては導入費用が無料のものもあります。簡単なシステムのチャットボットは、導入費用が安い傾向にあり、高くても数万円程度です。
一方、カスタマイズ性の高い複雑なシステムのチャットボットを導入する場合、提供会社と密に連絡を取ることとなります。それにより、導入費用は50~100万円と高額に設定されることが多くなっています。
月額費用
チャットボットの多くはクラウド型の提供形態であることから、利用料として月額費用が発生します。月額費用は、AI搭載の有無やカスタマイズ性によって変動します。
AIが搭載されていないシンプルなチャットボットは、月額費用が5万円以下であることが多いです。
また、AIが搭載されている、且つカスタマイズできないチャットボットは、月額費用は10~30万円程度です。AIが搭載されている、且つカスタマイズ性が高いチャットボットは、月額費用は30~50万円程度と高額に設定されています。
AI学習データ・シナリオ作成費用
AIを搭載しているチャットボットを導入する場合、さまざまな表現を学習するためのデータを用意する必要があります。一方で、AIを搭載していない、シナリオ型のチャットボットを導入する場合は、質問への回答を用意しなければなりません。
チャットボットの導入を成功させるためには、学習データとシナリオが過不足なく用意されている必要があります。
ユーザーにとって使いやすいチャットボットになるかどうかに大きく影響するため、学習データやシナリオ作成をサポートしてくれる提供会社を選ぶと、安心です。
コンサルティング費用
コンサルティング費用とは、チャットボットの導入後に運用をサポートしてもらう際にかかる費用です。
チャットボットは、導入したら成果が出るといった単純なものではなく、適宜学習データやシナリオを追加する必要があります。運用で不明点が発生すれば、提供会社に相談することもあるでしょう。
そういった際に発生する費用がコンサルティング費用です。提供会社や相談内容によっては無料である場合もありますが、別料金として請求されることもあります。
カスタマイズ費用
カスタマイズ費用とは、チャットボットに機能を追加する際に発生する費用です。
提供会社によってカスタマイズできるかどうか異なりますが、追加できる機能には以下のようなものがあります。
【カスタマイズできる機能例】
- 分析をおこなうレポート機能
- スタッフが手動で回答するチャット機能
- CRMと連携させる機能
- SNSと連携させる機能
チャットボットサービス5選の料金比較
これまで、チャットボットの導入にかかる費用について説明しました。この章では、おすすめのチャットボット5つに関する情報をまとめました。
ツール名 | 月額費用 | チャットボット数 | 設問数 |
さっとFAQ | 10,000~50,000円 | 1~10体 | 100~2,000件 |
HiTTO | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
KARAKURI | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
hachidori | 30,000円~250,000円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
ChatPlus | 2,178円~187,000円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
おすすめのチャットボットサービス5選
この章では、おすすめのチャットボットサービス5つを紹介します。紹介するチャットボットサービスは、以下の通りです。
- さっとFAQ
- HiTTO
- KARAKURI
- hachidori
- ChatPlus
これより順に紹介していきます。
さっとFAQ
「さっとFAQ」は、株式会社サンソウシステムズが提供しているチャットボットツールです。
会話データをExcelで簡単に作成できる点が特徴です。Excelの専用テンプレートに質問文と回答文を入力するだけで良く、専門的な知識は必要ありません。
また、利用分析向けダッシュボードを利用できる点も魅力で、チャットボットの利用状況を、グラフなどの視認性の高い資料で確認できます。FAQを改善するための参考として役立ちます。
月額費用 |
|
チャットボット数 |
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設問数 |
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無料トライアル | あり |
公式URL | https://www.satfaq.jp/ |
HiTTO
「HiTTO」は、HiTTO株式会社が提供しているHRチャットボットです。
HiTTOの人事/労務AIは、約1,000件の回答とそれに紐づく質問をすでに学習している点が特徴です。学習済みのカテゴリは、以下の通りです。
【学習済みカテゴリ】
- 勤怠管理
- 研修/資格
- 経費精算
- 備品/名刺
- 従業員情報
- 福利厚生
- 転勤/異動
- 給与/賞与
- 会議室
- 採用/雇用
また、導入後も回答の種類は自動で拡張されるため、運用工数が少ない点が魅力でしょう。手間がかかるAIのチューニングをおこなう必要はありません。
月額費用 | 要問い合わせ |
チャットボット数 | 要問い合わせ |
設問数 | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり(製品デモ) |
公式URL | https://hitto.jp/ |
KARAKURI
「KARAKURI」は、カラクリ株式会社が提供しているAI型チャットボットです。
チャットボットを導入した後も、初期検討・初期構築・運用と、常に伴走してサポートしてくれる点が特徴です。AIチャットボットは、業務設計フェースに問題があると成果がでないため、手厚いサポートを受けられると安心でしょう。
また、顧客対応の現場で、担当者が使いやすいインターフェースである点も魅力です。プログラミングの知識がなくても、直感的に操作できます。
月額費用 | 要問い合わせ |
チャットボット数 | 要問い合わせ |
設問数 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式URL | https://karakuri.ai/ |
hachidori
「hachidori」は、hachidori株式会社が提供しているチャットボットです。
搭載されている「クエリー機能」で取得した情報を活用して、ユーザーの傾向にあったシナリオを設計できる点が特徴です。「アナリティクス機能」を併せて活用すれば、ユーザー動向の分析をおこなえます。
また、「キャンペーン配信機能」を活用すると、BOT上でプッシュ配信できる点も魅力です。BOTでヒアリングした内容によってユーザーをセグメントして、セグメントごとに適した配信をおこなえます。
月額費用 |
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チャットボット数 | 要問い合わせ |
設問数 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式URL | https://hachidori.io/ |
ChatPlus
「ChatPlus」は、チャットプラス株式会社が提供しているチャットボットです。
プランによっては、月額1,650円(税込・年契約)から導入できる点が特徴です。初期費用が無料であるうえに、IDを共有して利用できるため、安価にチャットボットを導入できます。
また、訪問者がチャット中に何を入力しているのか、リアルタイムで確認することが可能です。訪問者の質問を事前に確認できるため、適切な回答を先回りして準備できる点も魅力でしょう。
月額費用(月契約) |
|
チャットボット数 | 要問い合わせ |
設問数 | 要問い合わせ |
無料トライアル | あり |
公式URL | https://chatplus.jp/ |
費用対効果を高めるチャットボットの選び方
この章では、チャットボットの選び方を紹介します。チャットボットを選ぶ際は、以下のポイントを確認してください。
- 利用目的に合ったものから選ぶ
- ユーザーにとって使いやすいものから選ぶ
チャットボットの利用目的は、顧客満足度の向上や業務効率の改善などさまざまです。あらかじめ利用目的を明らかにして、目的を達成できるチャットボットを選ぶ必要があります。
また、チャットボットはユーザーにとって使いやすいものである必要があります。自社がターゲットとするユーザーにとって、どれが使いやすいのかを検討しましょう。
まとめ:費用対効果の高いチャットボットを導入しよう
本記事では、チャットボットの費用について解説しました。AI搭載の有無やカスタマイズ性によって、費用が大きく変わることを解説しました。
チャットボットを選ぶ際には、当記事の料金や機能の比較をぜひ参考にしてください。
ちなみに、当社サンソウシステムズではチャットボット「さっとFAQ」を提供しています。Excelから簡単に会話データを作成できる点が特徴です。
お申込みから最短3日で公開可能ですので、チャットボットの導入を検討している方はぜひ「さっとFAQ」の導入をご検討ください。