SNSの中でFacebookの歴史は比較的長く、ビジネスシーンでも用いられています。最近では、Facebookの会話機能であるメッセンジャーとチャットボットを組み合わせて利用するケースも増えているようです。
そこで、本記事ではFacebookのメッセンジャーを活用したチャットボットである「メッセンジャーボット」の特徴、メッセンジャーボットを利用するメリット、運用のポイント、チャットボットを導入するためのツール、さらには導入事例を解説します。
Facebookのチャットボット機能や役割について理解できるようになるので、ぜひ皆さまの販促活動の参考にしてください。
また、Facebookのチャットボットは、年齢層がやや高めの商材やサービスを販売するには効果的ですが、若い世代のユーザーが少なく訴求力が低い可能性があります。
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Facebookのメッセンジャーで使えるチャットボット
Facebookは世界中で使われているSNSの1つです。ここでは、Facebookのメッセンジャー機能、そしてメッセンジャーボットについて解説します。
そもそもメッセンジャーとは
メッセンジャーとは、Facebookでつながった友達とコミュニケーションが取れるツールです。投稿へのコメントとは違い、ほかの友達に会話の内容が公開されることはありません。
メッセンジャーでは、テキストだけでなく、写真、動画、ボイスメモなどが添付でき、無料でビデオ付きの通話が行えます。
以前は個人間の交流がメインでしたが、現在では企業が個人のユーザーとつながって販促活動に使うという、マーケティング目的で利用されるケースが見られるようになりました。
メッセンジャーボットの特徴
メッセンジャーボットとは、Facebookのメッセンジャーにチャットボット機能を組み合わせたものです。ユーザーからの問い合わせや、企業ページの投稿にコメントが寄せられた場合、チャットボットが自動返信する機能が搭載されています。
そのほか、広告を自動拡散するといったマーケティング手段としても広く利用されています。
メッセンジャーボットは、2016年にFacebookよりチャットボットのAPIが公開されたことから、メッセンジャーにチャットボット機能を導入する企業が増加しました。
問い合わせやコメントに自動返信することで、企業とユーザーとのコミュニケーションを促進し、業務効率化に貢献できるのが特徴です。
Facebookでチャットボットを利用するメリット
Facebookにチャットボット機能を取り入れるメリットを4点解説します。
ユーザーとのコミュニケーション業務が効率的になる
チャットボットには自動で会話する機能が搭載されているため、Facebookユーザーからの問い合わせにスムーズに対応できるようになる、というメリットがあります。
企業にとってユーザーからの問い合わせは、ニーズを把握するために重要ですが、数が増えると負担がそれだけ大きくなり、悩みのタネになり得ます。
そこにチャットボットで自動対応できるようになれば、ユーザーとのコミュニケーションが円滑に行われ、コスト削減に貢献できるでしょう。
返信内容をあらかじめ網羅的にプログラミングしておけば、大抵の問い合わせをチャットボットが解決してくれるようになります。
マーケティングに活用できる
チャットボットをマーケティング目的で活用すると、ユーザーのFacebook上の登録情報の入手、アンケートやキャンペーンの実施、Facebook広告から購入までの誘導などを、シームレスに実施可能です。
リードジェネレーションだけでなく、リード育成やクロージングまで、幅広く活用できます。
LPやウェブサイトなしで使える
企業の規模によっては、LPやウェブサイトを保有していないこともあるでしょう。その場合でも、Facebookでの広告や集客に、メッセンジャーを使ったチャットボットが貢献します。
Facebookに広告を出稿し、ブランド認知を高め、クーポンを配布して集客につなげれば、LPやウェブサイトはもう必要ありません。
LPやウェブサイトの作成や維持にはコストがかかるため、Facebookでチャットボットを使うことで広告費を削減できるというメリットがあります。
ユーザーが問い合わせしやすくなる
Facebookのメッセンジャーは普段から使用している人が多く、利用ハードルが低いというメリットもあります。
知りたい情報がある場合、企業に電話したりメールを送信したりするのは、手間がかかります。しかしメッセンジャーを利用したチャットボットなら、手軽に問い合わせ可能です。
スムーズにコミュニケーションが取れ、ユーザーと接点を持ち続けられるという効果があります。
Facebookでチャットボットを利用する際のポイント
次に、Facebookでチャットボットを効果的に運用するためのポイントを2点解説します。
ターゲットをビジネス層に絞る
LINEとFacebookで月間アクティブユーザーの違いを見てみると、LINEは約8,000万人~、Facebookは約2,600万人といわれています(参考:https://www.uniad.co.jp/260204)。
LINEと比べるとFacebookのユーザー数は少なく、さらに年齢層は30~50代とやや高めだといえるでしょう。特に、Z世代と呼ばれる若者層では、Facebookのアカウントすら保有していない人も多いようです。
つまり、Facebookで商業目的にチャットボットを活用するなら、比較的年齢層が高めのビジネスユーザーをターゲットに絞るのが得策だといえるでしょう。
答えられない質問は有人オペレーターに案内する
チャットボットは事前に学習させた質問に対してのみ、回答可能です。AI型のチャットボットは、自動で学習しながら正答率を改善できますが、それでも答えられない質問は出てくるでしょう。
そのような場合、コンタクトセンターの連絡先をユーザーに案内することが大切です。電話番号、メールアドレス、対応可能な営業時間、部署名などを記載し、有人オペレーターにつなげます。
つまり、チャットボットと人間のオペレーターが協力してお客様をサポートするような、オペレーションを配置する必要があります。
Facebookでチャットボットを導入するためのツール
Facebookのメッセンジャーに、チャットボットを導入するためのツールをつ解説します。
hachidori
hachidoriは、マーケティングや業務効率化を支援するAIチャットボットを提供しています。数多くの実績があり、成果にコミットしたトータル支援を受けられます。
ウェブページはもちろん、FacebookやLINEにもチャットボットの設置が可能です。プログラミング不要のノーコードで設置ができ、容易な導入を実現できます。
Zeals
Zealsは、FacebookやLINEに搭載が可能なチャットボットを提供しています。たとえば、Facebookの広告をクリックすると、メッセンジャーがチャットボットになり会話を楽しみながら、サービスの宣伝が可能です。
Zealsはサービス利用率が98.9%、会話データ数が5億とさまざまなビジネスシーンで活用されているのも、特徴の1つです。
AI Messenger
AI Messengerは、カスタマーサポート用途のAIチャットボットを提供しています。回答精度が高く、ユーザーの疑問や課題を解決に導きます。
AI Messengerでは、LINEを含めさまざまなシステムと連携可能です。Facebookに導入が可能かどうかは、問い合わせが必要です。
Facebookでチャットボットを活用した事例
Facebookでチャットボットを活用した3件の事例を解説します。
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン
ゴルフ関連サービスを展開する株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインでは、10万いいね以上あるFacebookページを保有していました。
Facebookページでいいね!をくれたユーザーに対してコミュニケーションを取るために、メッセンジャーにチャットボットを導入。チャットボットでクイズを配信し、正解者にクーポンを配布するというキャンペーンを実施しました。
その結果、クーポンを使って購入まで至ったユーザーが20%にも及んだといいます。クイズへの参加者は、このコンバージョン率よりもさらに高く、反応の良さがうかがい知れます。
株式会社パソナ
株式会社パソナでは、ITやエンジニアが仕事の紹介を受けられるようにするために、Facebookメッセンジャーにチャットボットを導入しました。
チャットボットで気軽に会話しながら、仕事の紹介やエントリーまでできるサービスです。ユーザーはFacebookの広告をクリックするとチャットボットに誘導され、希望条件のヒアリングが行われます。
その後、PUSH通知でエンゲージメントを高めつつ、ユーザーの転職活動をサポートします。
C4株式会社
C4株式会社は、施工管理技士の派遣事業を行うにあたって、Facebookメッセンジャーのチャットボットを活用しました。転職者に向けて広告を配信し、チャットボットで会話することで問い合わせフォーム入力完了者数を、1.6倍まで引き上げています。
さらに、リード獲得単価が約70%削減され、多くのリード獲得につながりました。
チャットボットで必要項目を入力するハードルが下がったことで、高い成果が上がったと考えられます。
Facebookにチャットボットを導入し会話を自動化しよう
Facebookにチャットボットを導入すると、会話への抵抗感がなくなり入力しやすくなります。そのため、問い合わせ業務の効率化だけでなく、マーケティング目的で活用されるケースも多く見られます。
Facebookのチャットボットは、年齢層がやや高めの商材やサービスを販売するには効果的ですが、若い世代のユーザーが少なく訴求力が低いかもしれません。
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