チャットボットは、人間の代わりに自動でユーザーと会話をしてくれる便利なツールです。
業務効率化や顧客満足度の向上などさまざまなシーンで活躍するチャットボットですが、初めて導入する際は、使い方や効果を検証するために「お試しで使ってみたい」と思う企業も多いのではないでしょうか。
この記事では、無料で利用できるチャットボットツール15選を紹介します。無料でチャットボットを利用するメリットも紹介していますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
月額1万円という低価格から始められるチャットボット「さっとFAQ」は、Excelを使って簡単に会話データを作成でき、ノーコードで運用できます。
30日間無料トライアルもあります。「まずは試しにチャットボットを使ってみたい」という方は、ぜひこの機会に無料トライアルの利用をご検討ください。
チャットボットとは?
チャットボットは、ユーザーとテキストや音声で自動的に会話するプログラムです。企業のWebサイトの顧客対応や情報提供、業務効率化など、さまざまな場面で活用されています。
チャットボットの種類はいくつかあり、以下の通りです。
詳しくは、「チャットボットの種類や仕組みをわかりやすく解説」をご確認ください。
- ルールベース型チャットボット
- AI型チャットボット
- ハイブリッド型チャットボット


また、チャットボット導入のメリットとデメリットやどのようなシーンに活用できるか?などを事前に知りたい方のために、こちらの記事で解説しております。


無料で使えるチャットボットの仕組み
チャットボットを無料で利用する場合の仕組みには、いくつかの種類があります。それぞれの違いを理解して利用することで、自社の状況に適したチャットボットの選択が可能です。ここからは、無料で使えるチャットボットの仕組みについて解説します。
完全無料で利用できるチャットボット
完全無料で利用できるチャットボットは、機能や期間の制限がない点が特徴です。ただ、完全無料で利用できるチャットボットの数は多くはありません。また、有料のチャットボットに比べると、機能・サポート・セキュリティなどの面が下回っている可能性があります。
完全無料で利用できるチャットボットは、小規模な利用やテスト環境でチャットボットを使いたい場合に向いている仕組みです。
一部の機能が無料で利用できるチャットボット
一部の機能が無料で利用できるチャットボットは、基本的な機能のみを、期間の制限なく無料で利用できる仕組みです。自動応答やFAQ登録は無料の範囲内で可能ですが、ChatGPTや外部ツールとの連携、有人チャットへの切り替えなどはオプションとして有料で提供されます。
他には、月の応答回数やCV数、保存されるログに制限がある場合もあります。一部の機能が無料で利用できるチャットボットは、高度な機能が必要ない場合に活用できる仕組みです。
試用期間内が無料で利用できるチャットボット
試用期間内が無料で利用できるチャットボットは、いわゆるお試し期間を設けているチャットボットのことです。チャットボットによって、一定の日数が無料な場合や一定の価格まで無料で使えるパターンがあります。
試用期間内はすべての機能が無料で利用できるチャットボットが多いため、どのような使い勝手か試す場合に向いている仕組みです。
チャットボットを自作して無料で使う
専門知識は必要ですが、チャットボットを無料で自作することも可能です。自社でチャットボットを開発できれば、用途に応じた柔軟な設計が可能でデザインも好きなようにカスタマイズできます。
ただし、チャットボット公開後も運用や保守を自社でおこなう必要があり、一定の人件費が必要な点は注意が必要です。チャットボットを自作する方法については、下記の記事で詳しく解説しています。

無料でチャットボットツールを利用するメリット
ここからは、無料でチャットボットツールを利用するメリットについて解説します。
導入ハードルが低い
初期投資なしで導入できるため、リスクを抑えながらチャットボットの効果検証が可能です。
また、無料プランはシンプルな機能が多いため、複雑な設定が不要です。機能が制限されている分、簡単に始められるというメリットもあります。
AI型とシナリオ型を比較できる
チャットボットツールの種類には、AI型とシナリオ型の2つがあります。
- AI型:Q&Aなどの大量のデータを入力しておき、機械学習によって回答の精度を上げる仕組み
- シナリオ型:あらかじめ質問に対する答えを登録しておき、該当の質問がなされたときに自動で回答する仕組み
無料プランやトライアルが用意されているチャットボットツールでは、実際に使ってみて自社のサービスに合ったものを比較・検討できます。
初めてチャットボットツールを導入する場合や、今使っているチャットボットツールが本当に自社に適しているのかを検証したい場合は、無料のチャットボットで実際に試してみるのがおすすめです。

搭載されている機能を比較できる
一口にチャットボットツールといっても、搭載されている機能はツールによって異なります。チャットボットを導入する際は、自社の目的を達成できるものを選ぶことが重要です。
チャットボットを導入する目的は、オペレーターの負担軽減や顧客満足度の向上など、企業によりさまざまです。
例えば、オペレーターの負担を軽減したい場合は、Q&Aの登録機能や有人チャットへの切り替え機能が搭載されたツールが適しています。一方、顧客満足度を向上させたい場合は、リード情報の取得機能があるツールがおすすめです。
ただし、どの機能が必要なのかを事前に決めるのは簡単ではありません。無料プランや無料トライアルを利用して、判断の参考にしてみてください。
チャットボットの選び方
チャットボットシステムには、シナリオ型とAI型の他にも、さまざまな特徴があります。それぞれの特徴を理解した上でチャットボットを選定することで、スムーズで効果的な運用が可能です。具体的には、以下のポイントに注目してチャットボットを選びましょう。
- AI搭載の有無
- 機能数や他ツールとの連携の可否
- サポート体制の充実度
詳しくは、下記の「チャットボットの選び方のポイントをわかりやすく解説」をご確認ください。

無料トライアルが用意されているチャットボットツール
この章では、無料トライアルが用意されているチャットボットツールを紹介します。
いざチャットボットを導入するとなると、選定に迷ってしまいませんか。まずは無料トライアルを試してみて、実際に使い勝手を確認することをおすすめします。
ツール名 | 特徴 | 無料トライアル期間 |
さっとFAQ | 導入・運用が簡単でコストパフォーマンスにも優れたチャットボット。 | 30日間 |
GoQsmile(ごくースマイル) | 直感的に操作でき、Web接客ツールとしても活用できるチャットボット。 | 20日間 |
Support Chatbot(サポートチャットボット) | 社内外の問い合わせ対応をAIを活用して自動化するチャットボット。 | 無料デモ体験 |
OfficeBot | シナリオを自動生成できるバックオフィス特化型チャットボット。 | 無料デモ体験 |
ChatPlus(チャットプラス) | 導入実績No.1、小規模から大規模まで幅広い企業におすすめのチャットボット。 | 10日間 |
FirstContact(ファーストコンタクト) | ChatGPT搭載、課題解決に特化したチャットボット。代表的なチャットツールとの連携も可能。 | 20日間 |
AI-FAQボット | 事前学習不要、表記の揺れまで学習できるチャットボット。 | 30日間 |
RICOH Chatbot Service | 誰でも簡単に運用できる操作性と高い回答精度が魅力のAI型チャットボット。 | 30日間 |
hitobo(ヒトボ) | 生成内容のチェックがスムーズで、誤情報の表示を防止するチャットボット。 | 30日間 |
sinclo(シンクロ) | シンプルでわかりやすく、ITツールが苦手な人でも無理なく運用できるチャットボット。 | 14日間 |
Dialogflow | 学習済みのAIで導入期間を短縮し、すぐに運用スタートできるチャットボット。 | 300ドル分無料 |
さっとFAQ
さっとFAQは、株式会社サンソウシステムズが提供する、よくある質問(FAQ)の回答に特化したチャットボットツールです。
さっとFAQの特徴は、コストパフォーマンスの高さ、設定や実装の簡単さ、そして申し込み後すぐに利用を開始できる点です。
利用料金は月額1万円からと、業界トップクラスのコストパフォーマンスを実現しています。Excelで会話データが作成でき、ノーコードでシナリオ作成やアンケート機能の実装が可能です。
30日間の無料トライアルもあり、「まずは一度試してみたい」といった企業にも対応しています。
申し込みから最短3日で公開が可能ですので、「スモールスタートから始めてみたい」といった企業にも適したツールです。
GoQsmile(ごくースマイル)
GoQsmile(ごくースマイル)は、株式会社GoQSystemが提供するチャットボットツールです。プログラミング不要で、簡単に複数のWebサイトやECサイトに設置できます。
問い合わせをしたユーザーの情報をヒアリングすることで、個々にふさわしい商品やサービスを紹介し、適切なページに誘導することも可能で、まるで人間のような接客を実現しています。
利用目的に応じてさまざまなタイプを選べる点も魅力の一つです。ポップアップタイプやページ埋め込みタイプ・自由入力欄タイプなどがあるため、ニーズに合ったものを選べます。
なお、無料トライアルの期間は20日間です。この期間は一切の費用がかからない上に、カスタマーサポートが使えるので安心して使えます。
Support Chatbot(サポートチャットボット)
Support Chatbot(サポートチャットボット)は、顧客や社員からの問い合わせにAIを活用して自動回答できるチャットボットです。
独自のAIを使用し平均95%以上の高い回答率を誇り、辞書登録機能による社内用語や表記ゆれ対策も搭載しています。有人チャットへの切り替えも可能で、ビジネスチャットやグループウェアなど外部システムとの連携もできます。
多言語に対応もしているため、外国人からの問い合わせが想定される企業にもおすすめです。チャット画面のデザインは色や文字サイズの編集が可能で、口調もキャラクターに合わせて変更できます。
Support ChatbotはWebサイト上でデモ体験が可能です。無料トライアルを利用したい場合は、期間や機能など個別に問い合わせが必要です。
OfficeBot
ネオス株式会社が提供するOfficeBotは、バックオフィス特化型のチャットボットツールです。
登録したFAQを基にAIが自動で大量のシナリオを作成するため、チャットボット導入にかかる手間を大幅に削減できます。設計図の作成や判定基準の登録、類義語などの辞書設定といった、通常のチャットボット導入時に発生する工程の省略が可能です。
また、聞き返し機能が搭載されている点も魅力です。ユーザーからの質問情報が少ない場合でも、チャットボットが関連情報を聞き返し、適切な回答へ誘導できます。
Azure AI Searchをはじめとした最先端のAIサービスを搭載しており、独自のチューニングや設定によって回答精度を大幅に向上させたチャットボットです。高い回答精度や導入工数を最小限に抑えたい企業におすすめのチャットボットと言えます。
OfficeBotでは、ホームぺージから無料でも体験が可能です。ぜひお試しください。
ChatPlus(チャットプラス)
ChatPlus(チャットプラス)は、チャットプラス株式会社が提供するチャットボットツールです。
10,000社を超えるチャットボットを開発してきた経験や知識を基に、自社にふさわしいチャットボットを簡単に設定できます。
さまざまな業界のテンプレートが用意されており、シナリオがなくともスムーズに導入が可能です。利用したいテンプレートを選択するだけなので、少ない手間で運用を始められます。
また、約5,000もの豊富な機能が搭載されている点も魅力です。例えば、AIによる会話機能、Q&A予測表示機能、リポート分析機能、ファイル添付機能などがあります。さらに、専用アプリを使えば外出先からも問い合わせを確認できます。
月額1,500円から導入できるため、低コストでチャットボットの運用を始めたい企業におすすめです。無料トライアルの期間は10日間と短めに設定されているため、トライアル後の価格と照らし合わせて検討してみてください。
FirstContact(ファーストコンタクト)
株式会社バイタリフィが提供するFirstContact(ファーストコンタクト)は、課題解決型のAIチャットボットツールです。
AIチャットから有人チャットへ、ボタン一つで切り替えができます。AIと有人対応を兼用することで、顧客の離脱防止に加え、対応品質の向上を図れる点が魅力です。
また、上位プランでは有人対応代行との連携や外部サービスの音声対応も利用でき、より手間をかけることなく問い合わせに対応できます。iPad版アプリにも対応しており、ユーザー対応の幅が広がる点にも注目です。
無料トライアル期間は20日間です。導入後は専任チームによるサポートを受けられるため、自社の課題にあわせて機能を追加することもできます。
AI-FAQボット
AI-FAQボットは、株式会社L is Bが提供するチャットボットツールです。
社内向け・社外向けどちらの問い合わせ対応にも適したFAQツールで、さまざまな業種の企業での導入実績があります。
AI-FAQボットの特徴は、AIの事前学習が不要かつ、表記の揺れを自動で学習してくれる点です。質問や回答に登録していない単語も、学習によって2回目以降は回答ができるようになります。
また、「FAQでユーザーが期待どおりの回答を得られた」「回答が見つからなかった」「期待と異なる回答だった」など、それぞれの状況においてユーザーにヒアリングをできる点も魅力です。ヒアリングの内容を蓄積し改善していくことで、より精度の高いツールへと成長していきます。
無料トライアルは30日間です。トライアル期間中のFAQ数は、最大100問まで利用できます。
RICOH Chatbot Service
株式会社リコーが提供するRICOH Chatbot Serviceは、専任の担当者が必要なく、誰でも簡単にAIを育てられるチャットボットツールです。
リコーならではの独自技術を使った高性能のAIにより、類義語や同義語、表記ゆれを自動で理解し、高精度の応対を実現しています。導入時の複雑な設定は不要で、Excelのフォーマットのみで簡単に利用を開始できる点も魅力です。
さらに、導入後は直感的に操作しやすい管理画面で、問い合わせの傾向や対話内容などを確認できます。
無料トライアル期間は30日間です。「操作画面に慣れない」「自社システムとうまく連携できない」などの不安を解消した上で導入できます。
hitobo(ヒトボ)
アディッシュ株式会社が提供するhitobo(ヒトボ)は、同義語を自動で認識するAIチャットボットツールです。
同義語を自動で認識してくれる機能は、自然な会話をしたいユーザーや企業にとって非常に魅力的です。より口語的な言い回しであっても同義語として捉えてくれるため、ユーザーが知りたい情報によりたどり着きやすくなる効果があります。
また、AIが自動でルール付けをして学習していくので、担当者や担当部門の負担を軽減できます。手間をかけずに導入したい方にとって特におすすめのツールです。
無料トライアル期間は30日間です。導入ハードルの低いhitoboは、さまざまな大企業での導入実績があります。
sinclo(シンクロ)
sinclo(シンクロ)は、株式会社エフ・コードが提供するチャットボットツールです。
ノーコードで運用できるWeb接客ツールで、運用の手間が軽減されている点が魅力の一つです。マニュアルが不要で直感的に操作できるUI/UX設計のため、他社ツールよりもわかりやすいという声も多く聞かれています。
sincloでは、ユーザーが見ているページを共有しての操作や、サイトに載せていない資料やカタログなどをユーザーへ共有もできます。チャットに留まらない幅広い機能により、まるで店舗のようなWeb接客をおこなえる点が特徴です。
無料トライアル期間は14日間です。簡単な情報を入力するだけですぐにトライアルを開始できます。
Dialogflow
Dialogflowは、Googleが提供する無料でチャットボットを作成できるツールです。専門知識が不要で短期間で導入できます。
ディープラーニング技術により、仮想のエージェントと会話することで会話の文脈を理解して自然で正確な回答が可能です。また学習済みのAIを搭載しているため、最短数時間、数日で運用を開始できます。
Dialogflowでは、その月におこなわれたセッションやリクエストの回数によって料金が変化します。無料トライアルでは300ドル分のクレジットが提供され、300ドル分のチャットボット機能を無料で90日間、利用可能です。
無料プランが用意されているチャットボットツール
この章では、無料プランが用意されているチャットボットツールを紹介します。
有料のチャットボットツールを導入しようと考えている場合でも、まずは無料プランや無料トライアルで機能や使い心地を試してみるのがおすすめです。
ツール名 | 特徴 |
HubSpot(ハブスポット) | テンプレートを利用して簡単にシナリオ作成できるチャットボット。 |
anybot(エニーボット) | LINEやFacebookにも設置可能で顧客との接点を増やせるチャットボット。 |
daab(ダーブ) | 豊富な外部連携が特徴のチャットボット。無料プランは小規模事業者におすすめ。 |
チャネルトーク | 顧客情報の一元管理とユーザビリティの高さが魅力のチャットボット。 |
HubSpot(ハブスポット)
HubSpot(ハブスポット)は、HubSpot Japan株式会社が提供するマーケティングツールです。その機能の一部としてチャットボットがあります。
あらかじめチャットボットのテンプレートが用意されているため、コーディング不要で始められます。利用目的に応じたテンプレートを選択し、ビジュアルエディターでカスタマイズするだけなので、設定・操作は簡単です。
また、ユーザーと自然なコミュニケーションを取れる点も魅力です。HubSpotのCRMと統合されており、蓄積された問い合わせ情報を活用して、ユーザーに親しみを感じさせる個別メッセージを送信できます。
HubSpotのチャットボットツールは無料で利用できます。ただし、無料プランの場合はチャットボットの機能が制限される点には注意が必要です。
anybot(エニーボット)
anybot(エニーボット)は、エボラニ株式会社が提供するシナリオ型チャットボットツールです。
電話やメールなど、オムニチャネルで自動接客を実現できる点が魅力です。多くの人が利用しているLINEやFacebook Messengerなどのプラットフォームにも導入できます。
また、顧客データを自動分類・保存することで、セグメントごとのふさわしい接客が可能です。顧客が求める情報を適切に提供できるため、顧客満足度の向上が期待できます。
簡単なドラッグ&ドロップで操作できるため、慣れればすぐに使いこなせるようになっていきます。チュートリアルもあるため、手順に沿って作成しながら操作を覚えることも可能です。
基本的な機能は無料プランで利用できますが、有料プランでは大人数での利用が可能で、CRMやアプリでの販売促進機能も提供されています。
daab(ダーブ)
daab(ダーブ)は、株式会社L is Bが提供する「direct」というビジネスチャット専用のチャットボットツールです。
「daab SDK」という専用のボット開発ツールを使用して、本格的なチャットボットを作成できます。位置情報やアクションスタンプ・既読者や未読者の取得など、組み込める機能が豊富な点が魅力です。
また、開発次第ではGoogle AppsやMicrosoft Office365・kintone・moreNOTEなど、さまざまな外部サービスと連携できます。
ただし、daabはdirect専用のチャットボットであるため、directの利用が前提です。また、無料プランはユーザー数が10人までに限られているため、社員数が多い場合は有料プランでの契約が必須です。
チャネルトーク
チャネルトークは、株式会社チャネルコーポレーションが提供するマーケティングツールです。その機能の一部として、チャットボットがあります。
WebチャットとLINE公式アカウント・Instagramビジネスアカウントなどを連携し、一元管理できます。顧客対応中に社内チャットへ切り替えることもでき、問い合わせ内容を社内で共有しながらユーザーへの対応が可能です。
無料プランの場合は、問い合わせの閲覧期限が30日間である点や、機能が制限される点に注意してください。有料プランにも14日間のお試し期間があるため、利用してみるのもおすすめです。
チャットボットツールを無料で利用する際の注意点
無料のチャットボットツールには多数のメリットがありますが、利用する際は、注意しておきたい点もあります。
場合によってはデメリットにもなりうる部分であるため、しっかりと理解した上で利用を始めることが重要です。
有料のチャットボットも検討したい場合には、下記の記事でチャットボットの価格相場について解説していますので、参考にしてください。

利用できる機能が制限されていることが多い
チャットボットツールの無料プランは、利用できる機能が制限されていることが多くあります。それは、有料プランを契約する前のお試しとして、提供されているプランだからです。
そのため、ビジネスニーズを十分に満たせない可能性が高くなります。また、自社ブランドに合わせた細かいカスタマイズが難しいケースもあります。
ビジネスで本格的に運用していくのであれば、無料プランがあるツールだけではなく、低コストで導入できるチャットボットの導入検討もおすすめします。
トライアル終了後は自動で有料プランに移行する場合がある
チャットボットツールの無料トライアルを利用する際は、いつ無料トライアルが終わるのか期日を確認しておく必要があります。無料トライアルが終わったら、自動で有料プランに移行して課金されることがあるためです。
無料トライアルを利用してみたものの、自社の目的達成につながりにくいツールの場合もあります。無料トライアル期間を1日でも過ぎれば、有料プランを利用するつもりがなくても利用料金が発生してしまう可能性があるのです。
無料トライアルを利用する際は、必ず期日管理をおこないましょう。そして、有料プランを利用しないのであれば、無料トライアルの期間が終了する前に退会手続きを行いましょう。
導入の目的を明確にする
自社の導入目的によって、選ぶチャットボットの種類や機能は異なります。そのため、まずは自社がチャットボットツールを導入する目的の明確化が重要です。
目的が曖昧なままでは、導入後の成果を感じにくくなる可能性があります。「他社が利用しているから」といった理由だけで導入するのは避けるべきです。
どのツールを使うべきかは、課題の明確化によって見えてきます。自社の課題をチャットボットでどう解決できるのかを明確にし、最適なツールを選ぶ必要があります。
ターゲットを明確にする
導入目的だけでなく、どのようなユーザーに利用してもらいたいか、ターゲットを明確にすることも重要です。
ターゲットが明確であればあるほど、ユーザー視点に沿ったチャットボットの運用ができます。「こんな選択肢があれば良いな」といったように、チャットボットをよりユーザーに使いやすい形での提供が可能です。
実際にはユーザーとのやり取りを参照しながら内容をアップデートしていきますが、より使いやすいチャットボットを提供するためには、ターゲットを明確にしておくことが重要です。
目標をKPIに落とし込む
KPIとは、企業の業績を評価する指標の一つです。チャットボットを導入する際は、KPIを設定しましょう。
ツールを導入したにも関わらず、思うように成果が上がらないこともあるはずです。あらかじめ目標をKPIに落とし込んでいれば、ツールを継続して利用するか否かの判断にも役立ちます。
その他、KPIの設定は社員のモチベーション維持にもつながります。やるべきことが明確になり、評価基準が統一されるためです。
実際にKPIを設定する際は、「◯件以上の申し込みを獲得する」「問い合わせを◯%削減する」など、具体的に数値を盛り込むと目標を明確にできます。

運用担当者を決める
チャットボットを導入したら、定期的に改善していく必要があります。そのため、アップデートをおこなうにあたり、事前に運用担当者を決めておくことが望ましいです。
担当者を決めないままツールを導入してしまうと、トラブルや対応が発生した際に時間的ロスが発生しかねません。また、定期的なアップデートをおこなう際に「誰がおこなうのか」といった問題が発生する可能性もあります。
誰が・いつ・どのように対応やアップデートしていくのかを明確にしておくことで、ツールをより効率的に運用できます。
事前に運用担当者を決め、スケジュールを立てて運用サイクルを回せる体制を整えておくことが重要です。

日本語に対応していない場合がある
無料で利用できるチャットボットツールは多くあるものの、中には日本語に対応していないツールもあります。
導入後は改善を重ねながら運用していく必要があるため、日本語に対応していないツールだと不便に感じてしまう可能性もあります。
日本語に対応していないツールだと、カスタマーサポートへの問い合わせも日本語以外となる場合がほとんどです。円滑に運用していくためにも、日本語に対応したツールを選ぶことをおすすめします。
チャットボットツールの導入を成功させるには
チャットボットツールは、漠然と利用していても効果はなかなか得られません。導入前に社内で課題や目的を共有し、目標を明確にしておくことで効果が高まります。
ここからは、チャットボットツールの導入を成功させるために必要なことについて解説します。
導線を作る
運用をしていると、チャットボットだけでは解決できない問い合わせもよくあります。そのようなときに備え、チャットボットの次のステップもあらかじめ準備しておくことがおすすめです。
チャットボットの対応だけでユーザーの疑問が解決できることは少なく、次の対応を必要とするシーンは意外と多くあります。チャットボットで解決できなかった場合に、メールアドレスや電話番号を表示し、有人のカスタマーサポートにつなげるようにしておけば、ユーザーに次の行動への促しが可能です。
定期的に見直しをおこなう
チャットボットは導入しただけでは効果を得られません。導入後は、定期的に内容を見直すことが大切です。
人間と同じように、チャットボットも成長させていく必要があります。シナリオの追加やAIの機械学習など、ツール自体をアップデートし、精度の向上に努めましょう。
定期的にKPIをチェックし、測定することも重要です。効果が出ていなければ、ツールの内容の見直しやチャットボットの種類を再検討する必要があります。
チャットボット無料プランの有効的な活用方法
さまざまなメリットやデメリットのあるチャットボットの無料プランですが、どのように活用すると良いのでしょうか。ここからは、チャットボット無料プランの有効的な活用方法について解説しますので、ぜひお役立てください。
複数のチャットボットを比較する
チャットボットの無料プランは、複数のチャットボットを比較したいときに活用できます。気になるチャットボットがある場合、すべてのチャットボットを購入して試すのはコストがかかりすぎます。
試用期間のあるチャットボットであれば、無料期間内などに複数のチャットボットを使用して、機能やデザインなどの比較が可能です。実際に利用するチャットボットと同じ内容を試せるので、契約後も安心して利用できます。
社内用など小規模な用途に使う
一部の機能が無料で使用できるチャットボットは、社内用など小規模な用途に利用する場合に活用できます。多くの無料プランでは、FAQの登録数やCV、外部連携などが制限されています。
小規模な範囲で使用するチャットボットであれば、制限された状態でも問題なく利用できるため、テストや少人数での利用に最適です。
専門知識のある従業員がいる場合のコスト削減
すべての機能を無料で利用できるチャットボットには基本サポートがなく、機能追加や運用の際に専門的な知識が必要な場合があります。ただし、専門知識のある従業員がいれば、サポートが不要となり、コスト削減につながります。
チャットボットを運用する専任の担当者を配置できる場合には、自社でのチャットボット開発や完全の無料プランを活用するのも一つの方法です。
チャットボットツールの無料プランやトライアルを利用しよう
本記事では、無料で利用できるチャットボットツール15選を紹介しました。それぞれの特徴を理解した上で、導入目的を達成できるチャットボットツールを選ぶ際の参考になれば幸いです。
また、チャットボットツールを無料で利用する際には注意すべき点もあります。デメリットとなる場合もあるため、注意しながら無料プランやトライアルを利用しましょう。
月額1万円の低価格から始められるチャットボット「さっとFAQ」はExcelから簡単に会話データを作成でき、ノーコードで運用が可能です。
30日間無料トライアルもあります。「まずは試しにチャットボットを使ってみたい」という方は、ぜひこの機会に無料トライアルの利用をご検討ください。