近年では、多くの企業が積極的に導入している「チャットボット」。顧客の問い合わせに対して、チャットでの自動的な対応を提供することが可能です。
顧客の問い合わせに対して、企業は、メールなどの形で応答する必要があり、そこには大きな負担がありました。チャットボットによって対応が自動化されることで、企業への負担も大きくおさえられます。
しかし、
- 「チャットボットの選び方がわからない」
- 「どの企業が提供するチャットボットを導入すべきか見えていない」
という担当者もいるでしょう。
本記事では、
- チャットボットを提供する企業を比較するときのポイント
- チャットボットを提供する企業のおすすめ20選
について解説します。チャットボットの導入を考えている企業担当者は、ぜひ参考にしてください。
- チャットボットを提供する企業を比較するときのポイント
- チャットボットを提供する企業のおすすめ20選を紹介
- 株式会社サンソウシステムズ:さっとFAQ
- 株式会社エノキ:ENOKI5.0
- 株式会社ALBERT:スグレス
- 株式会社Sciseed:sAI Chat
- 株式会社ギブリー:PEP
- tripla株式会社:tripla
- 株式会社PRAZNA:OKBIZ.for AI Chatbot
- 株式会社コンシェルジュ:KUZEN
- 株式会社ユーザーローカル:Support Chat bot
- アディッシュ株式会社:hitobo
- Jeturnテクノロジ株式会社:STTER AI
- 株式会社空色:OK SKY Chat Bot
- 株式会社AI Shift:Al Messenger Chatbot
- NTTレゾナント株式会社:goo AI x DESIGN
- チャットプラス株式会社:Chat Plus
- リコージャパン株式会社:RICOH Chatbot Service
- 株式会社Zeals:ジールス
- 株式会社Studio Ousia:QA ENGINE
- スタークス株式会社:CScloud
- 株式会社バイタリフィ:FirstContact
- 株式会社BEDORE:BEDORE Conversation
- まとめ:自社に合ったチャットボット企業は、じっくりと検討する
チャットボットを提供する企業を比較するときのポイント
チャットボットを提供する企業を比較するときのポイントは、大きく分けて3つあります。
- 初期費用と月額費用をチェックする
- AI機能が搭載されているかチェックする
- サポート体制は十分かチェックする
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
初期費用と月額費用をチェックする
チャットボットを提供する企業を比較するとき、初期費用と月額費用はきちんとチェックしておきましょう。なぜならチャットボットの初期費用と月額費用は、提供元の企業によって大きく異なるからです。
相場としては、
- 初期費用:無料〜15万円
- 月額費用:1万円〜30万円
というように考えておきましょう。
また、利用料金については「月額固定型」と「成果報酬型」のふたつが存在します。どちらの形態が自社に一致するか、という点についても考えることが重要です。
AI機能が搭載されているかチェックする
チャットボットを提供する企業について比較するとき、「AI機能(人工知能)が搭載されているか、いないか」をチェックする必要があります。なぜなら、AI機能の有無は、チャットボットの性能を大きく左右するからです。
AI機能が搭載されているチャットボットでは、「機械学習」がおこなわれます。搭載されていないチャットボットは、事前設定のとおりにしか返答しません。
AIが機械学習するチャットボットでは、これまでの使用履歴や顧客挙動を分析し、より適切な対応ができるように成長できます。
サポート体制は十分かチェックする
チャットボットを提供する企業を比較するときは、サポート体制にも注目しましょう。なぜならチャットボットでは、サポートが必要な場面が多いからです。
チャットボットは、導入すればすぐに機能するものではありません。実際にチャットボットで顧客対応をするためには、
- チャットボットを自社のシステムに適合させる
- 想定される質問や、対応する返答を設定する
- チャットボットから得られたデータを分析する
といったタスクをこなす必要があります。そしてこれらのタスクをこなすのは、自社だけではやや難しい部分もあるでしょう。
チャットボットの提供元企業によるサポートがあれば、上記のようなタスクで問題が起こったとしても、きちんと対応してもらうことが可能です。
サポート体制については、ホームページでは、はっきりと明記していない場合もあります。よってサポート体制については、直接チャットボットの提供元企業へ問い合わせるのがおすすめです。
チャットボットを提供する企業のおすすめ20選を紹介
上記では、チャットボットを提供する企業を比較するうえで、重要なポイントについて解説しました。下記では、チャットボットを提供する、主要な企業20選を紹介します。先ほど解説した比較のポイントを踏まえつつ、参考にしてください。
株式会社サンソウシステムズ:さっとFAQ
株式会社サンソウシステムズは、低価格でたいへん高機能なチャットボット「さっとFAQ」を提供しています。初期費用は無料で、月額費用は10,000円から利用することが可能です。
無駄な利用はいっさいなく、非常にコスパよくチャットボットを導入できます。利用方法も簡単で、Excelを利用して容易にFAQを設定することが可能です。
- 初期費用:無料
- 月額費用:10,000円〜50,000円
株式会社エノキ:ENOKI5.0
出典:株式会社エノキ
株式会社エノキは、AI型チャットボット「ENOKI5.0」を提供する企業です。ENOKI5.0のAIは、きわめて精度の高い学習機能を有しています。
膨大なワードクラウドを常に分析し、より適切な回答がなされるように進化。また、顧客からの「聞き返し」があったケースを自動的に分類し、顧客ニーズをきちんと理解することが可能です。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:50,000円〜300,000円
株式会社ALBERT:スグレス
出典:株式会社ALBERT
株式会社ALBERTは、「スグレス」というチャットボットを提供する企業です。スグレスは、AI型のチャットボットであり、精度の高い適切な回答を提示します。
サポートオプションも用意しており、精度向上のためのTIPS、利用状況別でのサポートを受けることが可能です。
- 初期費用:550,000円
- 月額費用:103,400円〜
株式会社Sciseed:sAI Chat
出典:株式会社Sciseed
株式会社Sciseedは、「sAI Chat」という高機能チャットボットを提供する企業です。導入時点で類似表現を学習させ、最初から高性能かつ適切な回答を提供できます。デザイン性や機能性も高く、非常に運用しやすいチャットボットです。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
株式会社ギブリー:PEP
出典:株式会社ギブリー
株式会社ギブリーは、チャットボット「PEP」を提供する企業です。PEPはAI型のチャットボットであり、早期に品質を向上させる学習支援機能や、各企業ごとの業務に応じた辞書機能を持っています。
運用に専門的なスキルは求められず、ドラッグ&ドロップで直感的に操作することが可能です。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
tripla株式会社:tripla
出典:tripla株式会社
tripla株式会社は、同名のAI型チャットボット「tripla」を提供する企業です。AI型による高精度な返答はもちろんのこと、WebhookやSNSとも連携できます。
特にWebhookと共有することで、triplaから得られた情報をデータベース化して作成できるのはたいへん重要なポイントです。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:150,000円〜350,000円
株式会社PRAZNA:OKBIZ.for AI Chatbot
出典:株式会社PRAZNA
株式会社PRAZNAは、AIチャットボット「OKBIZ.for AI Chatbot」を提供する企業です。およそ1,200万語の言語を登録した「言語理解エンジン」を有しており、精度の高い顧客対応が実現できます。
顧客による利用状況をグラフィカルに表示する分析機能や、検索エンジン最適化の機能もあり、たいへん多機能です。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
OKBIZ.for AI Chatbotのホームページで詳しく見る
株式会社コンシェルジュ:KUZEN
出典:株式会社コンシェルジュ
株式会社コンシェルジュは、ノーコードのAI型チャットボット「KUZEN」を提供する企業です。KUZENは、コードをいっさい利用しない、たいへん利便性の高いチャットボット。
またLINEやChatWorkといったサービスと連携が可能で、自社システムに適合しやすいという特徴を持っています。
- 初期費用:50,000円〜
- 月額費用:100,000円〜
株式会社ユーザーローカル:Support Chat bot
出典:株式会社ユーザーローカル
IT系企業として有力な株式会社ユーザーローカルは、「」を提供しています。Supprt Chat Botの特徴は、自然言語に特化したAIで、きわめて安定した回答率を記録すること。
また、プログラミングによる操作を必要とせず、比較的容易に運用することが可能です。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
アディッシュ株式会社:hitobo
出典:アディッシュ株式会社
アディッシュ株式会社は、AI型チャットボット「hitobo」を提供する企業です。hitoboは、チャットボットの中でももっとも操作しやすい部類に入ります。
直接入力もしくはCSVアップロードにより、容易にFAQを作成することが可能です。また表記揺れについても自動対応しており、顧客目線でもわかりやすい仕様となっています。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
Jeturnテクノロジ株式会社:STTER AI
Jeturnテクノロジ株式会社は、「STEER AI」というチャットボットを提供する企業です。STEER AIの特徴は、的確な返答のみならず、「発言内容から次の行動を予測し、必要なサポートを選ぶ」という、高度なサポートができること。
さらに顧客の感情を予測する「感情検知」など、先進的な機能がさまざま用意されています。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
株式会社空色:OK SKY Chat Bot
出典:株式会社空色
株式会社そらいろは、WEB上での接客に強い企業です。同社が提供するのは、「OK SKY Chat Bot」。
店舗でのチャットボットによるサポートを前提としているのが特徴です。たとえば店舗混雑時の接客支援などを目的として、運用されています。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
株式会社AI Shift:Al Messenger Chatbot
出典:株式会社AI Shift
株式会社AI Shiftは、サイバーエージェントの関連企業です。提供するチャットボットは、「Al Messenger Chatbot」。独自技術「AI Compass」により、高い回答精度を確保することが可能です。
また、総計100社以上の運用実績があり、それに基づいたコンサルティングを提供しています。運用をサポートする「専用ロードマップ」といった形で表現されています。
- 初期費用:150,000円〜
- 月額費用:300,000円〜
Al Messenger Chatbotのホームページで詳しく見る
NTTレゾナント株式会社:goo AI x DESIGN
出典:NTTレゾナント株式会社
NTT傘下企業であるNTTレゾナント。同社はAI型のチャットボット、「goo AI x DESIGN」を提供しています。
goo AI x DESIGNは、「goo」のAIを中心としたサービス。適切な日本語解析や文脈理解、あるいはデータ分析により、自然な会話を実現します。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
チャットプラス株式会社:Chat Plus
出典:チャットプラス株式会社
株式会社チャットプラスは、同業界ではリーディングカンパニーとして認識される企業です。提供しているチャットボットは、「Chat Plus +」。
シナリオ設定の容易さや、テンプレートの充実度が魅力的なチャットボットです。そして、月額料金1,500円から利用できる、たいへんコスパのよいチャットボットでもあります。
- 初期費用:0円
- 月額費用:1,500円〜
リコージャパン株式会社:RICOH Chatbot Service
出典:リコージャパン株式会社
リコージャパンは、「RICOH Chatbot Service」というチャットボットを提供。操作が非常に簡単であり、Excelで作成したデータを読み込ませるだけで利用可能です。
また業種別テンプレートなども搭載しており、早期にチャットボットの運用を開始できます。
- 初期費用:5,000円
- 月額費用:18,000円〜
RICOH Chatbot Serviceのホームページで詳しく見る
株式会社Zeals:ジールス
出典:株式会社Zeals
株式会社Zealsが提供するのは、「ジールス」というチャットボット。ジールスは、LINE運用を前提としたチャットボットです。
およそ1億5,000万を超える会話データを有するチャット機能を搭載しており、LINEでのコミュニケーションをサポートします。成果報酬型であり、費用面でも無駄のない運用が可能です。
- 初期費用:0円
- 月額費用:15,000円
株式会社Studio Ousia:QA ENGINE
株式会社Studio Ousiaは、チャットボット「QA ENGINE」を提供する企業です。QA ENGINEは、高度な学習機能や、質疑応答APIを搭載した高性能なチャットボット。
特に回答内容をスコア化して出力する機能は、改善と運用方法を考案するうえでたいへん役立ちます。
- 初期費用:0円
- 月額費用:300,000円
スタークス株式会社:CScloud
出典:スタークス株式会社
スタークス株式会社は、チャットボット「CScloud」を提供する企業です。CScloudは、LINEでのQ&Aを想定したチャットボット。
LINE上で自動対応し、必要な問い合わせだけを有人対応へ回せます。また、顧客属性に応じた一斉送信機能なども搭載しており、集客で役立てることも可能です。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
株式会社バイタリフィ:FirstContact
出典:株式会社バイタリフィ
株式会社バイタリフィは、課題解決型チャットボット「FirstContact」を提供する企業です。FirstContactは、運用が非常に容易なチャットボット。
Excelで作成したシナリオを読み取れたり、ワンクリックで有人対応へ切り替えたりできるなど、たいへん使いやすい仕様になっています。また、初期費用0円、月額費用2,980円から利用できる、導入ハードルの低さも魅力的です。
- 初期費用:0円
- 月額費用:2,980円
株式会社BEDORE:BEDORE Conversation
出典:株式会社BEDORE
株式会社BEDOREは、WEB開発を主業としている企業。主力商品として、「BEDORE Conversation」を提供しています。
同チャットボットは、数行のタグをWebサイトに割り当てるだけで、チャットサービスを運用できるサービスです。会話を成立させる柔軟なシナリオや高いメンテナンス性、そしてグラフィカルで見やすいダッシュボードが魅力。
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要お問い合わせ
BEDORE Conversationホームページで詳しく見る
まとめ:自社に合ったチャットボット企業は、じっくりと検討する
サービスとしてチャットボットを提供する企業は、数多く存在します。これだけ多くの企業がチャットボットを提供していれば、自社に合うチャットボットも見つけられるでしょう。
とはいえ、あまりにも提供企業が多く、選定が難航する部分もあります。適切なチャットボットを選ぶには、提供する企業とチャットボットそのものについて、きちんと理解しておくことが重要です。
本記事で紹介した、比較のポイントや一覧を参考に、ベストなチャットボットを選定しましょう。
さっとFAQでは、低価格かつ高性能なチャットボットを提供しております。Excelで作成したデータを読み込むことで簡単にチャットボットの運用をスタートさせることが可能です。初期費用は0円で、月額1万円から利用できます。興味のある企業担当者の方は、ぜひ一度「さっとFAQ」の導入をご検討ください。