【2025年最新】マニュアル作成ツール比較15選|選び方を詳しく解説

基礎知識

業務の手順書や操作説明書などを効率的かつ高品質で、作成から管理・共有までをおこなうツールであるマニュアル作成ツール。

マニュアル作成ツールの導入を検討している方の中には、「どのツールを選んだら良いかわからない」とお悩みの方もいるでしょう。おすすめのマニュアル作成ツールや選び方をあらかじめ把握しておくことで、導入の失敗を未然に防止できます。

この記事では、おすすめのマニュアル作成ツールや失敗しない選び方について解説します。導入メリットやわかりやすいマニュアル作成のコツなどについても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

また、マニュアル作成ツールは、チャットボットで代替や併用が可能です。

弊社サンソウシステムズが提供するチャットボット「さっとFAQ」は、月額1万円から導入できるため、ランニングコストを抑えられます。Excelから会話データを作成できるほか、専門的な知識がなくてもノーコードでシナリオ作成やアンケート機能の実装が可能です。

30日間無料トライアルもご用意していますので、「マニュアルやポータルサイトと一緒にチャットボットを活用してみたい」という方は、ぜひ検討してみてください。

マニュアル作成ツールとは

マニュアル作成ツールとは、その名の通り業務手順書や操作手順書、動画マニュアルなど、各種マニュアルの作成から管理・共有までをおこなえるツールです。

これまで、マニュアルを作成しようとした場合、WordやPowerPointなどを使って作成するのが一般的でした。また動画マニュアルは、機材や編集スキルなどが必要であったため、作成自体が難しいものでした。

さらにマニュアル作成は、時間がかかる、作成者によってマニュアルの品質に違いがあるといった課題もあります。マニュアル作成ツールは、それらの手間や課題を解決し、効率よくマニュアル作成ができる便利なツールです。

マニュアル作成ツールの主な種類

マニュアル作成ツールは、いくつかの種類に分けられます。それぞれの種類によって得意不得意や作成できるマニュアルが異なります。自社に最適なツールを選ぶためにも、どのような種類があるのかそれぞれの特徴を把握しておきましょう。

業務マニュアル向けツール

業務全体の流れや進め方など、基本的な知識やルールを記載した業務マニュアルの作成に向いているタイプです。最もスタンダードなタイプのマニュアルであり、マニュアルというとこれを指すことが多いといえます。

業務マニュアルは、使用頻度も多く、見返す機会もあるため、検索やリンクなどで必要な情報にアクセスできるようにしておくことが大切です。

操作マニュアル向けツール

システムや機器などの操作方法や手順書のマニュアル化に向いたタイプのマニュアル作成ツールです。実際の操作画面を画像で記載して説明したものが多い点が特徴です。

またツールによっては、操作画面に動画を合わせて、よりわかりやすく解説することもできます。

動画マニュアル向けツール

手順や操作方法などを映像で説明している動画マニュアル作成ツールです。視覚・聴覚を通して情報を伝えられるため、より理解しやすい点が特徴です。

文章では説明しにくいような作業はもちろん、日本語が得意でない外国人従業員に対する説明などにも適しています。

ナレッジ共有向けツール

データ化した業務知識やノウハウの一元管理・共有に向いているタイプのマニュアル作成ツールです。社内業務を円滑に進めるため、業務手順書やマニュアル、議事録などをナレッジとして蓄積します。

従業員はツール内で検索することで、必要な情報を時間や場所を問わず閲覧できます。経験豊富な社員の知識やノウハウも共有・閲覧でき、業務や知識が特定の従業員に偏ることを防げます。

その名の通り、ナレッジを蓄積するだけでなく共有することも目的としているため、検索機能に優れたツールが多いのが特徴です。

マニュアル作成ツールを導入するメリット

マニュアル作成ツールを導入することで得られるメリットはさまざまです。ここでは具体的にどのようなメリットがあるのか解説します。マニュアル作成を検討しており、ツールの導入に興味のある方はぜひ参考にしてください。

作成の手間が省ける

マニュアル作成ツールを活用すれば、作成にかかる時間を短縮できます。これは、ツールの内容に沿って情報を当てはめていけば簡単にマニュアルを作成できるためです。

ツールによってはテンプレートを用意しているケースもあるため、一からマニュアルのフォーマットを考える手間もかかりません。

一定以上の品質のマニュアルを作成できる

ツールにはテンプレートが用意されており、マニュアルのフォーマットを統一できるため、一定以上の品質のマニュアルを作成できます。

作成者によってフォーマットが異なる、質が異なるといった心配がないのはもちろん、自動翻訳機能やAIによる作成など、さらに高品質のマニュアル作成をサポートしてくれる機能がついているものもあります。

情報更新がしやすい

マニュアル作成ツールは、基本的にオンライン上で使用するものであるためマニュアルの更新をしやすい点が特徴です。

マニュアルの情報は定期的に見直し、必要に応じて情報更新をする必要があるため、情報更新のしやすさは非常に重要なポイントです。インターネット環境があれば、社外からでも情報更新ができます。

業務の属人化を回避できる

マニュアル作成ツールで簡単にマニュアルを作成できるようになれば、社内に業務に関連するノウハウを蓄積できるため、属人化回避も期待できます。

特定の人しか知識を持っておらず、その人がいないと業務を回せないといった状態になると、業務がブラックボックス化するだけでなく、担当者への負担も大きくなりかねません。マニュアル作成ツールがあれば、そういった状態を回避できます。

おすすめのマニュアル作成ツール比較15選


おすすめのマニュアル作成ツールを紹介します。それぞれの特徴を押さえ、自社に最適なツールを選びましょう。

ツール名 特徴 無料トライアルの有無
Teachme Biz 簡単に高品質なマニュアル作成を作成可能。動画・多言語対応。スマートフォンやタブレット撮影からすぐマニュアル化可能。 有(期間要確認)
トースターチーム チームでの共有・テキスト入力からマニュアル作成可能。マニュアル作成時間や新人教育期間を大幅削減。 7日間
COCOMITE 操作性重視のマニュアル作成ツール。基本レイアウトを基にさまざまな形式でマニュアル化。 30日間
はたらきかたマニュアル 直感的に操作できるUIで誰でも簡単にマニュアル作成可能。面倒なマニュアルの作成はプロと一緒に作成可能。 14日間
Dojo 導入実績3,000社以上(2025年11月時点)で多種多様な業界・規模に対応。いつもの作業をするだけで自動でマニュアル作成が可能。 有(期間要確認)
iTutor  取込・編集・出力の3ステップで簡単にマニュアル作成。操作性と品質に優れたマニュアル作成ツール。 21日間
Demo Creator AIで簡単に編集できる動画マニュアル作成ツール。
EZLecture マニュアル自動生成で短時間で動画マニュアルを作成可能。買い切り型ライセンスでランニングコストが不要。 30日間
tebiki スマートフォン撮影で動画マニュアル化できる。音声から自動字幕可能。100カ国以上の言語に対応。
VideoStep 動画作成数20万件以上(2025年11月時点)。馴染みのあるPowerPoint感覚で初心者でも簡単に動画作成できる。 無料体験会実施中
Dive AIが自動で動画を手順毎に分割できる動画マニュアル作成ツール。多言語翻訳対応。 無料プラン有
soeasy buddy 誰でも簡単に動画マニュアルを作成可能。スマートフォン動画作成・社内SNS連携可能。動画自動字幕・翻訳あり。
Qast シンプル・軽量なAIナレッジ共有ツール。ナレッジの蓄積と活用重視で検索のしやすさが特徴。 有(期間要確認)
NotePM 社内Wiki型ナレッジ・マニュアル管理。使いやすさ重視で初めてのマニュアル作成ツールにおすすめ。 30日間
KnowledgeSh@re ナレッジ共有プラットフォーム。導入サポートの充実度が特徴。 60日間

Teachme Biz

株式会社スタディストが提供する「Teachme Biz」は、スマートフォンやタブレットで撮影した動画を切り出し、マニュアル化してくれるツールです。切り出しは必要な箇所を動画や静止画でできるため、わかりにくいところは動画を実際に見てもらいながらチェックしてもらえます。

また、テキストや矢印のような記号も素材に対して直接挿入できるため、面倒な編集作業の手間も省けます。さらに、オプションとはなりますが「Teachme AI」を使用すれば、AIがマニュアル原案を作成してくれるため、作成時間の大幅な削減が可能です。

トースターチーム

noco株式会社が提供する「トースターチーム」は、2,700社以上の導入実績(2025年11月時点)を持つ、AIによるマニュアル作成ツールです。作成するマニュアルの種別を入力すれば、AIアシスタントがベースとなるマニュアル原稿案を作成してくれるため、あとは自社のニーズに合わせて編集していくだけです。

短時間で一定品質のマニュアルが作成できれば、社員教育にかかる時間の大幅な削減も期待できます。また、100以上の言語に対応しており自動翻訳ができることから、外国人従業員が多いグローバル企業にもおすすめです。

COCOMITE

コニカミノルタ株式会社が提供する「COCOMITE」は、作りやすさを重視したマニュアル作成ツールです。用意されたレイアウトに沿って情報を入力するだけで、画像や動画、PDF、Officeソフトなどさまざまなマニュアルの作成ができます。

目次の設定もできるため、ただ情報を羅列するのではなく、わかりやすさを意識したマニュアルを作りたい方にもおすすめです。フォルダ毎にユーザーのアクセス権を設定できるので、役職によってフォルダを分けるなど、柔軟な使い方ができます。

複数のプランが用意されているため、最初はスモールスタートで、徐々に利用範囲を広げていく使い方もできます。

はたらきかたマニュアル

YAMAGATA株式会社が提供する「はたらきかたマニュアル」は、マニュアルの電子化や作成をサポートするツールです。マニュアル作成は、ドラッグ&ドロップで作成できるため、初めて操作する人でも比較的簡単に作成できます。

時間のかかりそうな複雑なマニュアルの作成は、プロのサポートを受けながら作成可能です。マニュアル作成に費やす時間やノウハウがなくても安心して作成を進められます。

また、企業のニーズに応じた個別対応もおこなっているので、自社にとって使いやすい環境構築ができるのも特徴です。

Dojo

株式会社テンダが提供する「Dojo」は、マニュアルの自動作成を得意としているツールです。

例えば、アプリの操作マニュアルを作成したい場合、Dojoを開いてから実際にいつものようにアプリを操作するだけで、マニュアルが作成できます。アプリを起動するとキャプチャーを自動保存する機能や、キーボードのキーを押すだけで、その操作内容を自動的に作成してくれる機能など、便利な機能を備えています。

テンプレートも豊富に用意されているので、作成にかかる手間も大幅にカット可能です。さらに、「Dojoナビ」というシステム操作ナビゲーションと連携させることで、リアルタイムで操作手順をナビゲートできます。

iTutor

株式会社BluePortが提供する「iTutor」は、動画マニュアルやeラーニング教材などの自動作成に対応しているツールです。キャプチャ機能を備えているため、パソコンの操作をおこなうだけで自動的に動画を取り込み、その上でスライド化してくれます。

そのため、いちいち自分でキャプチャを用意してスライドに貼り付けるといった手間が一切かかりません。

また、注釈などは自分で編集できるため、気をつけるべきポイントなどもしっかりとマニュアルに反映できます。これまでに2,300社以上の導入実績(2025年11月時点)もあるなど、安心して導入できるツールです。

Demo Creator

Wondershare Technology Groupが提供する「Demo Creator」は、画面録画機能と動画編集機能を備えたツールです。パソコン操作の記録を録画して字幕やテキストをつけられるため、動画マニュアルの作成にも活用可能です。

キャプションや注釈は、ドラッグ&ドロップで簡単に追加できるため、初心者でも操作しやすいと言えます。パソコン内部の音声とマイクによる音声、映像はそれぞれ別に編集できるほか、複数のクリップの同時編集にも対応しています。

また、録画・動画編集・音声編集においてAI機能でそれぞれの作業をサポートでき、マニュアルの作成時間も大きく短縮できるでしょう。

EZLecture

株式会社ラディアスが提供する「EZLecture」は、マニュアルの自動作成に対応しているツールです。パソコン操作をおこなうと、操作内容をキャプチャ機能で取り込んでくれるため、簡単に操作マニュアルを作成できます。

また、マニュアルは、WordやExcel、PowerPointなどで出力できるほか、動画ファイル生成にも対応しているなど、ニーズに応じたマニュアル作成が可能です。

ライセンス購入のみで使用できるため、ランニングコストがかからないほか、すぐに利用を始められる点も大きな魅力だと言えます。

tebiki

Tebiki株式会社が提供する「tebiki」は、スマートフォンで撮影した動画をマニュアルにできる便利なツールです。音声認識機能も搭載しているため、字幕も自動生成してくれます。

100カ国以上の言語に対応しており、外国人従業員向けの動画マニュアル作成にも最適です。アクセス履歴や習熟度がわかるリポート機能で、実際にマニュアルがどのくらい役立っているかも見える化できます。

またスキル管理機能によって、部署や部門ごとにスキルを一覧にまとめて閲覧可能です。どのスタッフがどれだけできるかが可視化できることから、最適な人員配置や人材育成のロードマップを明確にできます。

VideoStep

株式会社VideoStep「VideoStep」は、誰でも簡単に動画マニュアルを作成できるツールです。スマートフォンやパソコンなどから録画、撮影ができ、PowerPointを扱う感覚で編集も簡単にできるため、ツールの操作に慣れていない人でも無理なくマニュアル作成をおこなえます。

閲覧履歴や再生時間なども確認できるため、どのマニュアルが特に視聴されているのかも把握でき、マニュアル作成後の振り返りや改善にも活用可能です。

動画の字幕はAIで自動翻訳できるため、マニュアル作成の時間を最小限に抑えられるでしょう。

Dive

エピソテック株式会社が提供する「Dive」は、作成しながら覚える、をコンセプトに掲げる動画マニュアルツールです。

コードの知識などがなくてもARによるガイドで動画マニュアルを簡単に作成できます。作成はフォーマットに合わせて情報を入力するだけです。

また、手順別のチェック項目や遠隔地からのハンズフリー通話などによって、現場にいなくても、作業の結果を把握できます。製造業や物流業での導入実績も豊富で、商品の配置や導線など、文章だけではわかりにくい内容までしっかりと動画で伝えられる点も魅力的です。

soeasy buddy

株式会社soeasyが提供する「soeasy buddy」は、動画を撮影するだけで、自動で字幕付きマニュアルを作成できるツールです。画像や音声の添付もできるため、わかりやすいマニュアル作成ができます。

また社内SNS機能が搭載されており、マニュアル作成だけでなく、業務連絡や日報などの各種情報もリアルタイムに共有可能です。ノウハウの蓄積だけでなく、社内のコミュニケーションも活性化できます。

動画マニュアルを閲覧して自ら学びつつ、社内コミュニケーションを活性化させることで従業員同士が互いに教え合う文化を構築できるでしょう。

Qast

any株式会社が提供する「Qast」は、ナレッジや各種情報を集約・共有し、属人化回避を目指すツールです。業務に関してよくある質問や役立つノウハウなどをツールに投稿することで、誰でも情報にアクセスできるため、ナレッジの共有を可能にしてくれます。

検索性にも優れているため、必要な情報にすぐにアクセスできる点も魅力的です。生成AIにチャット形式で質問するだけで、欲しい情報をすぐに自動生成できます。

SlackやTeamsとの連携もできるため、ビジネスチャットツールを利用している企業にぴったりのマニュアル作成ツールです。

NotePM

株式会社プロジェクト・モードが提供する「NotePM」は、導入企業実績12,000社以上(2025年11月時点)を誇るマニュアル作成・ナレッジ管理ツールです。特に操作性と検索機能に優れており、初心者でも簡単に作成できるだけでなく、マニュアルを検索するスタッフにとっても利用しやすいツールです。

検索機能では作成したマニュアルの文章に加え、添付したWordやExcel、PDFなどのデータ内容文章も全文検索できます。そのためタイトルが思い出せない場合でも、閲覧したいマニュアルを見つけられます。

社内マニュアルに限らず、FAQや目標管理、議事録などさまざまな用途で利用可能です。初めてマニュアル作成ツールを導入する企業におすすめのツールと言えます。

KnowledgeSh@re

株式会社富士通ラーニングメディアが提供する「KnowledgeSh@re」は、導入支援に特化したマニュアル作成ツールです。導入から浸透するまでさまざまな支援を用意しています。

マニュアルの作成支援はもちろん、内製化支援や動画作成支援、作成トレーニング支援など、マニュアルが社内に浸透・定着するまで徹底してサポートします。

導入費用が比較的高めなため、本格的なマニュアル作成・共有を検討している企業におすすめです。60日間の無料トライアル期間を活用して、実際の使用感と費用対効果を確認し、自社との適正度を見極めましょう。

失敗しないマニュアル作成ツール選びのポイント

ここではマニュアル作成ツールを選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。ツールはさまざまなものがあるため、自社に合ったものを選ぶためにも、ぜひ参考にしてください。

自社の課題を解決できるか

マニュアル作成ツールを選ぶ上では、搭載されている機能や容量などが、自社の課題解決につながるかが最も重要なポイントです。

例えば、いくら優れたマニュアルを作成できても、マニュアルの内容が知識やスキルとして従業員に身についていなければ意味がありません。この場合、マニュアルにテストを実装できる機能があるのが理想的です。

また、マニュアルを改善するためには利用状況や閲覧数、検索ワードなどを確認できる分析機能があると良いでしょう。ただし、機能や容量が多ければ多いほど良いというわけではありません。

一般的に機能や容量が増えればコストも増加します。機能や容量を大幅に余らせてしまうと、費用対効果を感じられない可能性があるため、課題解決に必要な最低限の機能・容量のツールを選ぶようにしましょう。

直感的に操作できるか

ビジネス環境は日々変化しており、それに応じて業務内容や作業内容も変わるため、マニュアルの更新や修正を簡単にできるかどうかはチェックしておくべきポイントだといえます。例えば、時間や場所を問わずマニュアル作成ツールにアクセスできれば、更新・修正にも手間がかかりません。

過去の履歴を確認できれば、どこを修正したのかが一目瞭然となり、変更箇所を把握しやすくなります。

また、誰でも簡単に作成できるツールかどうかも大切です。ITツールに不慣れな従業員でも直感的に操作できるツールを選択できれば、マニュアル作成業務の属人化も防止できます。

価格が適切か

マニュアル作成ツールの導入にあたってはコストがかかるため、価格が適切かどうかをチェックしておく必要があります。例えば、導入時には、月額料金に加えて初期費用もかかるため、予算に見合っているかどうか確認してください。

また、利用人数に応じてコストが変動する料金プランも多いため、利用者数を明確にした上で料金を確認しなければなりません。また、無料トライアル期間を利用して、実際に触ってみるのも大切です。

無料版と有料版の違いとは?

マニュアル作成ツールによっては、無料版と有料版を提供しているケースもありますが、両者の違いは使用できる機能にあります。例えば無料版の場合、作成できるマニュアル数や、挿入できる画像・動画の数が制限されていることがほとんどです。

また、サポートを受けるには有料版に加入しなければならないケースも珍しくありません。そのため、無料版はあくまでもお試しとして活用し、実際の使用感を確かめてから有料版に移行するようにしましょう。

導入後のサポート体制が整っているか

ツールを導入したものの、うまく活用できないと期待していた効果が得られないケースも少なくありません。はじめてのマニュアル作成ツールでも効果的に導入を進められるよう、導入後のサポート体制の有無もチェックしておくことが大切です。

例えば、導入後に不明点やトラブルが発生したときに相談できる窓口があるだけでも大きな違いがあります。また、操作方法に関する解説をWebページや動画などで掲載しているツールは、導入後のトラブルも最小限に抑えられるでしょう。

セキュリティ対策は十分か

マニュアル作成ツールのセキュリティ対策は必ず確認が必要です。マニュアルには企業にとって重要な情報やノウハウが詰まっており、外部への流出はリスクを伴います

また、セキュリティが弱いと、マニュアルに不正アクセスし、情報を改竄される可能性もあります。このような事態を回避するためにも、閲覧制限や暗号化、ユーザー認証などのセキュリティ対策をあらかじめ確認しておきましょう。

マニュアル作成ツール導入時の注意点

ここではマニュアル作成ツールを導入する際の注意点を紹介します。実際に導入を検討している方は、注意点も併せて覚えておいてください。

コストがかかる

マニュアル作成ツールの導入にあたっては、コストがかかります。無料版も用意されているケースもありますが、利用できる機能に制限があるため、本格的な導入をするのであればコストの発生は避けられません。

また多くの場合、導入後に月額料金を支払う必要があるため、マニュアル作成ツールの導入に必要な予算をあらかじめ確認しましょう。

慣れるまでに時間がかかる

新しいツールを導入する場合、従業員が扱いに慣れるまで時間がかかります。マニュアルを作成する管理者側はもちろん、閲覧する従業員も、浸透するまで時間がかかるでしょう。

そのため、管理者と閲覧者双方にとって操作性の良いツールを導入することが大切です。操作性が悪いと、社内に浸透せず、そのまま使われなくなることも少なくありません。

無料トライアルや無料プランを活用して、実際の操作画面や使用感の良し悪しをあらかじめ確認しましょう。

見やすくて分かりやすいマニュアル作成のコツ

最後にわかりやすいマニュアル作成のコツを紹介します。ツールを使用するとはいっても、わかりやすいマニュアルにするためには、作成者がポイントを押さえておかなければなりません。これからマニュアルを作成予定の方はぜひ参考にしてください。

マニュアルの目的を明確にする

マニュアル作成の目的を明確にすることで、内容がブレてしまう心配がなくなります。何を理解してもらうためのマニュアルなのか、誰を対象にしたマニュアルなのかによって内容は異なります。

例えば、操作方法を初心者に理解してもらうのであれば、手順を1つずつ理解してもらえるように画像や動画などを使って作成することが大切です。そのためマニュアル作成ツールを選ぶ際も、わかりやすくシンプルなデザインで作成できるマニュアルを選びます。

マニュアルの用途や閲覧する従業員のニーズをあらかじめ明確にして、マニュアル作成を進めましょう。

構成は論理的にする

マニュアルの構成は論理的に構築します。見出しを活用して章やセクションごとに内容をまとめることで、階層的に情報を提示でき、章ごとのつながりや論理性を明確にできます。

階層毎にまとまったマニュアルは、ただ文章を羅列しただけのマニュアルに比べ、全体の流れを理解しやすくなるでしょう。いきなりマニュアルを作成するのではなく、まずは全体を階層毎に区切ってから作り始めることがおすすめです。

具体例を入れる

マニュアル作成においては、できるだけ具体例を入れることを意識します。具体例を入れることで、読者が実際にどういう場面のことを説明しているのか、理解しやすくなるためです。

文字だけでは、どうしても抽象的になってしまいがちです。具体例とともに画像も併せて掲載することで、より実際に業務をしているイメージに近づけるでしょう。

専門用語は控える

マニュアルの想定読者にもよりますが、基本的には専門用語の使用は避け、誰が読んでも理解できるマニュアルにすることが大切です。

例えば、新入社員のOJTに使用するマニュアルに専門用語を使用すると、マニュアル内容の理解に時間がかかる可能性があります。人材育成にかかる時間が長くなり、かえって生産性を低下させてしまうことも少なくありません。

専門用語はできるだけわかりやすい言葉に置き換え、どうしても使用しなければならない場合は、注釈などで説明を入れるようにしましょう。

定期的にマニュアルを更新する

マニュアルは一度作成して終わりではなく、定期的に更新が必要です。業界や業種によっては作業内容が度々変更になるケースが少なくありません。

また、マニュアルが想定していたより閲覧されておらず、スキルがなかなか身についていないなど、導入効果が実感できない場合もあります。マニュアルの内容を定期的に更新・改善し、常に最新の情報を提供できるようにしておくことが大切です。

社内にマニュアルが浸透しない場合はチャットボットと併用がおすすめ

マニュアル作成ツール導入の失敗事例でよくあるのが、マニュアルを作成しているものの、なかなか閲覧されないケースです。マニュアル作成ツールにおいて、閲覧する側は必要な情報を検索しなければいけません。そのため、自分で検索して探すのは面倒に感じ、利用されない可能性があります。

そこでおすすめなのがマニュアル作成ツールとチャットボットの併用です。チャットボットに質問したら返答が返ってくるため、探すよりも簡単に情報にアクセスできます。

チャットボットの回答内容にマニュアルのURLを記載してマニュアルに誘導するように設計すれば、マニュアルの閲覧数も増え、情報を社内に浸透させることが可能です。

もちろんチャットボット単体で導入しても、業務効率化や属人化の解消など、多くのメリットがあります。

弊社サンソウシステムズでは、月額1万円から導入できるチャットボット「さっとFAQ」を提供しています。専門知識は必要なく、Excelで誰でも簡単に利用可能です。
マニュアル作成ツールの導入を検討している方は、チャットボットの導入も選択肢の一つとして、ぜひご検討ください。

マニュアル作成ツールに関するQ&A

マニュアル作成ツールに関するよくある質問に回答します。

Q1 マニュアル作成ツールを導入するとどのようなメリットがありますか?

マニュアル作成ツールの導入には、マニュアル作成の手間削減や一定の品質保持、属人化の回避などのメリットがあります。マニュアルを一から作成する必要がなく、誰でも簡単にできることから、業務効率を大きく向上できる効果があります。

Q2 マニュアル作成ツールは初心者でも簡単に使えますか?

マニュアル作成ツールには、テンプレートが用意されているものもあり、初心者でも簡単に利用可能です。デザインも統一感をもたせられるため、品質を一定に保てます。

Q3 マニュアル作成ツールはどのように選べば良いですか?

マニュアル作成ツールを選ぶ際は、自社の導入目的を達成できるツールを選ぶことが最も重要です。目的達成のために必要な機能の有無や操作性、セキュリティ対策、サポート体制を確認して、自社に適切なツールを選択しましょう。

Q4 無料で使えるマニュアル作成ツールはありますか?

マニュアル作成ツールの中には、無料で使えるものもあります。ただし無料のマニュアル作成ツールは、作成できるマニュアルの数や機能に制限がある場合がほとんどです。

自社の課題解決に必要な機能や容量が不足している場合は、かえって業務効率を低下させる可能性もあるため、注意が必要です。

マニュアル作成ツールの多くは、無料トライアル期間を設けています。費用を最小限に抑えつつ失敗を防止するには、無料トライアルをうまく活用しましょう。

自社に最適なマニュアル作成ツールで業務効率化を実現

マニュアル作成ツールは、業務手順書や操作説明書などの作成や管理、共有ができるツールです。業務マニュアルや操作マニュアル、動画マニュアル、ナレッジ共有など、さまざまなタイプのマニュアル作成を可能にします。

マニュアル作成ツールを選ぶ上では、コストや操作性の良し悪しやサポート体制の充実具合などをチェックし、自社のニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。

弊社サンソウシステムズでは、月額1万円から導入できるチャットボット「さっとFAQ」を提供しています。マニュアル作成ツールと組み合わせれば、社員が業務の疑問点を自己解決できるように促せるでしょう。

月額1万円から手軽に始められ、コストパフォーマンスにも優れています。30日間無料トライアルも実施していますので、気になった方はぜひ試してみてください。