介護施設の業務を効率化するチャットボットとは?活用シーンも説明

導入
監修者
蒔田 豊

株式会社サンソウシステムズ取締役・サービス事業本部長

インフラ・ネットワーク・WEB開発を経験し、コンサルティングとして様々な顧客のIT課題解決に貢献。その後チャットボットソリューションのサービス事業を立ち上げDX推進に従事。趣味は滝巡り。

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自動会話プログラムでさまざまな人の悩みを解消できる、チャットボット。介護施設の業務に導入したいものの、選び方やおすすめのチャットボットを知らないという方も多いでしょう。

そこで、本記事では介護施設におすすめのチャットボットを紹介します。

また、介護施設におけるチャットボットの活用シーンも説明するため、介護施設の業務を効率化したい方は参考にしてください。

介護業界が抱える問題

介護業界は、深刻な人手不足の問題に直面しています。

厚生労働省が2021年7月に発表した「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」によると、介護職員の必要数は年々上昇しています。

2019年度の介護職員の人数は約211万人であるのに対し、将来必要と想定される人数は2023年で約233万人・2025年で約243万人なのです。2019年から2025年までに約32万人を確保する必要があり、1年で5.3万人もの人数を確保しなければなりません。

そのため、国は以下のような取り組みを進めています。

  • 介護職員の処遇の改善
  • 多様な人材の確保や育成
  • 離職の防止や定着促進・生産性の向上
  • 介護職の魅力の向上
  • 外国人材の受け入れ環境の整備

介護施設の業務を効率化できる「チャットボット」とは

これまで介護業界の人手不足の現状について説明しましたが、人材の確保はすぐにおこなえるものではありません。「少ない人手だけど、スタッフの業務負担を軽減したい…」というときに役立つのは、チャットボットです。

ユーザーの疑問をチャットボットが自動で返すため、ユーザーからの質問すべてに有人で対応する必要はありません。業務を効率化できるため、チャットボットの導入前よりもスタッフの業務負担を軽減できるのです。

チャットボットと一口に言っても、仕組みによって以下の2つに分類されます。

  • シナリオ型チャットボット
  • AI搭載型チャットボット

これより順番に説明していきます。

シナリオ型チャットボット

シナリオ型チャットボットとは、ユーザーに選択肢を提示して、選ばれた選択肢に対する答えを返すチャットボットです。一問一答タイプだけではなく、複数のステップにわけて質問を提示することで回答精度が高くなるものもあります。

月額1万円など、安価で導入できる点がメリットです。

しかし、質問のフリーワードを拾えないことからニーズを把握しづらかったり、シナリオを設計する手間がかかったりするデメリットがあります。

AI搭載型チャットボット

AI搭載型チャットボットとは、AIが対話ログを機械学習することで、ユーザーがフリーワード入力した質問に柔軟に回答できるチャットボットです。

あらかじめ用意した回答だけではなく、導入後にAIが学習したデータをもとに答えを返せるため、ユーザーの多くの質問に対応できる点がメリットです。

しかし、ユーザーが少ないなど対話ログを十分に確保できない場合は、会話が続かなかったり、回答精度が低くなったりするデメリットがあります。

介護施設におけるチャットボットの活用シーン

これまでチャットボットの種類について説明しました。この章では、介護施設におけるチャットボットの活用シーンを紹介します。

主な活用シーンは、以下の3つです。

  • 入居を検討している人の疑問を解消
  • 入居者の家族の疑問を解消
  • 施設での就職を検討している人の疑問を解消

これより一つずつ説明していきます。

入居を検討している人の疑問を解消

介護施設への入居を検討している場合、料金や設備などさまざまな情報を知りたいと考えるでしょう。

そんなときにホームページにチャットボットを設置しておくと、無人で入居を検討している人の疑問を解消できます。有人で対応していない深夜などの時間にも回答できるため、入居申し込みまでの検討期間を短縮することが可能です。

なお、入居を検討している人からのよくある質問には、以下のようなものがあります。

  • 夫婦で入居できる?
  • 日々の健康管理はどのようなもの?
  • 洗濯はどうなる?
  • 居室の設備にはどのようなものがある?
  • ペットを居室で飼える?

入居者の家族の疑問を解消

介護施設に入居している人の家族から質問を受けることもあるでしょう。

そんなときにホームページにチャットボットを設置しておくと、入居者の家族の疑問をいつでも解消できます。チャットボットで対応できない質問を有人で対応することで、スタッフの業務負担を軽減しながら入居者の家族の満足度を向上することが可能です。

なお、入居者の家族からのよくある質問には、以下のようなものがあります。

  • 家族が訪問できる時間はいつ?
  • 家族は宿泊できる?
  • 退去する際に費用はかかる?

施設での就職を検討している人の疑問を解消

スタッフの少ない介護施設の場合、スタッフの採用活動をおこなうでしょう。

そんなときに採用サイトにチャットボットを設置しておくと、就職を検討している人の疑問をいつでも解消することが可能です。また、就職を検討している人との接点が増えるため、応募数の増加も期待できます。

なお、就職を検討している人からのよくある質問には、以下のようなものがあります。

  • 入社時に必要な資格はある?
  • どのような人が活躍している?
  • 研修にはどのようなものがある?
  • 福利厚生にはどのようなものがある?
  • キャリアパスはどのようになっている?

介護施設に導入するチャットボットの選び方

これまで介護施設におけるチャットボットの活用シーンについて紹介しました。この章では、介護施設に導入するチャットボットの選び方を説明します。

選び方は、以下の通りです。

  • 特徴から選ぶ
  • 料金から選ぶ
  • サポートの充実度から選ぶ

これより順番に説明していきます。

特徴から選ぶ

チャットボットによって大きく特徴が異なります。シナリオを簡単に設定できるものやサイトの集客を改善できるもの、ノーコードでAIを搭載できるものなどさまざまです。

チャットボットの導入目的や求める機能に応じて、導入するチャットボットを選びましょう。

また、導入目的に応じて設置場所を検討することも重要です。トップページに設置するのか・FAQページに設置するのかなど、導線を意識して場所を決めましょう。

料金から選ぶ

チャットボットの利用にかかる料金は、種類によって大きく異なります。月額10万円かかるAI搭載型チャットボットもあれば、月額1万円で利用できるシナリオ型チャットボットもあります。

また、毎月発生する基本料金の他にも、初期費用がかかることが一般的です。AI搭載型チャットボットは50万円もかかる場合があるなど高額であるのに対し、シナリオ型チャットボットは5万円など安価で導入できます。

その他にも、コンサル費用として別途料金が発生する場合があるため、月額料金や初期費用以外にかかる料金も確認しておきましょう。

サポートの充実度から選ぶ

チャットボットによってサポート体制は異なるため、どれだけ充実しているか確認しておきましょう。サポート体制が整っていないチャットボットを選んだ場合、導入に必要以上の時間がかかってしまったり、導入効果を十分に得られなかったりします。

そのため、カスタマーサポートが設置されているチャットボットを選ぶと安心です。

チャットボットを選ぶ際は、サポートを受けられる時間帯やサポート方法も確認しておきましょう。

介護施設におすすめのチャットボット3選

これまでチャットボットの選び方を説明しました。この章では、介護施設におすすめのチャットボットを3つ紹介します。

紹介するチャットボットは、以下の通りです。

  • さっとFAQ
  • RICOH Chatbot Service
  • sAI Chat

これより順番に特徴を紹介していきます。

さっとFAQ

公式ホームページでさっとFAQの詳細を確認する

さっとFAQは、株式会社サンソウシステムズが提供しているFAQチャットボットです。

月額1万円から利用できるプランが用意されているため、チャットボットを体験してみたいという方に向いています。その他にも、設問数が2,000件まで設定できるプランも用意されているため、本格的な利用が可能です。

また、導入を簡単におこなえる点も魅力です。Excelに質問と回答をまとめて貼り付けるだけで、チャットボットとして利用できます。

初期費用0円
月額費用10,000~50,000円
特徴
  • 月額1万円から利用できる
  • Excelに対応している
  • データ分析が簡単にできる
  • 一問一答形式に対応している
  • シナリオ形式に対応している
提供会社株式会社サンソウシステムズ
公式サイトhttps://www.satfaq.jp/

RICOH Chatbot Service

公式ホームページでRICOH Chatbot Serviceの詳細を確認する

RICOH Chatbot Serviceは、リコージャパン株式会社が提供するAI搭載型チャットボットです。

Excelで作成したQ&Aデータを読み込むだけで利用できる点が魅力です。プログラミングの知識が不要なうえに、AIの事前学習も不要であるため、簡単に利用を開始できます。

また、業種別にテンプレートを準備している点も嬉しいポイントです。テンプレートを読み込んで、自社に合った内容に修正するだけであるため、原稿作成の手間を大幅に削減できます。

初期費用5,000円
月額費用18,000円~229,000円
特徴
  • AIを活用できるにも関わらず、初期費用が格安である
  • Excelに対応している
  • 業種別のテンプレートが用意されている
  • 問い合わせ結果がグラフィカルで見やすい
提供会社リコージャパン株式会社
公式サイトhttps://www.ricoh.co.jp/service/chatbot

sAI Chat

公式ホームページでsAI Chatの詳細を確認する

sAI Chatは、株式会社サイシードが提供するAI搭載型チャットボットです。

登録するFAQの類似表現をあらかじめ学習させるため、導入時から95%以上と高い精度でユーザーの質問に回答できる点が特徴です。回答精度が高いチャットボットはユーザーに満足してもらいやすく、2回目以降の利用も期待できます。

また、運用サポートが充実している点も魅力です。ユーザーへの認知からチャットボットの定着まで一貫してサポートしてくれるため、導入が初めての方でも安心して利用できます。

初期費用要問合せ
月額費用要問合せ
特徴
  • 回答精度が高い
  • サポート体制が充実している
  • デザインを柔軟に設定できる
提供会社株式会社サイシード
公式サイトhttps://saichat.jp/saichat/

まとめ:チャットボットを導入して介護施設の業務を効率化しよう

本記事では、介護施設におけるチャットボットの活用シーンを紹介しました。

紹介した活用シーンは、以下の通りです。

  • 入居を検討している人の疑問を解消
  • 入居者の家族の疑問を解消
  • 施設での就職を検討している人の疑問を解消

また、介護施設におすすめのチャットボットを3つ紹介しました。

それぞれ特徴や価格・サポート体制が異なるため、導入目的を達成できるものを選びましょう。

ちなみに、当社サンソウシステムズでは、FAQチャットボット「さっとFAQ」を提供しています。Excelから簡単に会話データを作成できる点が特徴です。

また、お申込みから最短3日で公開可能であるため、チャットボットによるFAQの導入をお考えの方は、ぜひ「さっとFAQ」をご検討ください。

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