入力フォームの離脱率が高い原因は?下げるポイントや注意点を徹底解説

基礎知識
監修者
蒔田 豊

株式会社サンソウシステムズ取締役・サービス事業本部長

インフラ・ネットワーク・WEB開発を経験し、コンサルティングとして様々な顧客のIT課題解決に貢献。その後チャットボットソリューションのサービス事業を立ち上げDX推進に従事。趣味は滝巡り。

蒔田 豊をフォローする

サイト内で、ユーザーにフォームまで移動してもらい、入力を完了してもらう行為は、サイトのCVに大きく影響します。しかし、フォームでの離脱率が多いことも事実です。

ユーザーはなぜ、入力フォームで離脱してしまうのでしょうか?

入力フォームの離脱率は、フォームを改善していくことで下げることができます。具体的な施策は、デザインや、入力項目、ボタンの位置などをユーザーが使いやすいように編集していくことです。

今回の記事では、入力フォームの離脱の原因や、離脱率を下げるポイント、注意点について解説します。

フォームの離脱率とは?

フォームの離脱率とは、ユーザーがWeb上で入力フォームまで到達したにもかかわらず、送信ボタンを押さずに離脱してしまったユーザーの割合を指します。

ここでのフォームとは、資料やサンプルの請求、購入前の申し込み、会員登録の画面など、CV達成の一歩手前の部分です。CV達成のために多くの施策を打っても、フォームで離脱してしまうと、施策が水の泡となってしまいます。

EFOとは?

EFOとは、「入力フォームの最適化」という意味です。フォームでの見え方やデザイン、仕様など、入力しやすいように改善し、ユーザーのストレスを軽減していきます。

ITやスマートフォンが普及した現代では、Web上でのリード獲得が主流になりました。そのため、EFOの重要度も比例して大きくなったのです。

EFOを実施することで離脱率が減少し、CVRの上昇につながるでしょう。

フォーム離脱率の計算方法

EFOを実施してフォームの離脱率を下げるために、まずは自身のサイトのフォーム離脱率を算出してみましょう。フォームの離脱率は、フォームの離脱数とフォームの閲覧数を使用して計算します。

フォームの離脱率 = フォームの離脱数 ÷ フォームの閲覧数

入力フォームは、入力画面や確認画面を経由して入力を完了させます。

離脱率の計算は、各ページの離脱率と、フォーム全体の離脱率を算出してみると良いでしょう。それぞれのページの離脱率を知ることで、どのページを改善すべきかを知るきっかけとなります。

フォームの離脱率が高い原因

フォームの離脱率がわかったところで、その原因について着目してみます。離脱の主な原因として、以下の4つが考えられます。

  • 他社と比較した結果の離脱
  • 入力方法が面倒で使いづらい
  • 入力項目が多い
  • フォームに誤って辿り着いた

1つずつ詳しく見ていきましょう。

他社と比較した結果の離脱

ユーザーが離脱した原因の中で、他社と比較した結果、他社の方が好みだったという理由が挙げられます。

入力フォームの改善だけで、この問題を解決することは難しいでしょう。しかし、自社サービスや商品を改めて見直すきっかけになります。また、他社の入力フォームを参考にして、自社のフォームの改善案を検討してみるのもおすすめです。

入力方法が面倒で使いづらい

フォームの入力方法が面倒だと感じた場合、ユーザーは途中で離脱してしまいます。ユーザーが面倒だと感じやすい例として、以下のようなものがあります。

  • 全角半角の指定が曖昧
  • すぐにエラーになる、または、エラーの指摘がわかりにくい
  • 必須項目がわかりにくい

などが挙げられます。自社の入力フォームに、これらの問題がないか確認してみましょう。

入力項目が多い

入力フォームに到達しても、入力項目の多さを目の当たりにすると、ユーザーのモチベーションは下がってしまいます。入力を開始したとしても、入力途中で心が折れてしまい離脱するケースも多くなります。

ユーザーは、フォームで時間をかけずに登録したいと考えています。入力項目が1つ増えるごとにユーザーのモチベーションは低下していくと考えましょう。

そのため、入力項目の数は最低限にすることが重要です。

フォームに誤って辿り着いた

誤ってフォームに辿り着いた場合、ほとんどのユーザーは離脱します。この問題を解決するためには、入力フォームに着目するのではなく、サイト自体に着目してみましょう。

誤ってフォームにたどりついてしまう原因は、サイト内のCTAボタンの数が多い、設置場所が良くないなどが挙げられます。

CTAは、call to actionの意味です。CTAボタンは、資料請求や会員登録の申し込みボタンなど、ユーザーに行動を起こしてもらうための要素と定義されます。

ランディングページにCTAボタンを複数設置している場合や、スマートフォンでサイトを閲覧している際は、誤ってCTAボタンを押してしまう事例が多くあります。この場合、ユーザーにストレスを与えてしまい、サイト自体から離脱してしまうことも考えられるでしょう。

そのため、CTAボタンは、明確な理由の元に設置し、関係のないところに設置するのは極力控えるようおすすめします。

フォームの離脱率を下げるポイント

次に、フォームの離脱率を下げるポイントについて紹介していきます。離脱率を下げるためには、ユーザーの目線にたち、入力しやすいようなフォームを目指すことが必要です。

1.入力項目の検討

まずは、フォームの入力項目を再検討します。項目は、少ない方がユーザーのストレスが減り、離脱率も少なくなります。必要な情報だけを入力してもらい、できるだけ少なくするようにしましょう。

CVやフォームの種類により、入力してもらうべき項目は変わります。よく精査し、自社のフォームに何が必要なのか考えてみましょう。

また、必須項目には、見やすい色や文字の太さで「必須」と表示することをおすすめします。必須項目をわかりやすく表示することで、入力すべき項目がわかりやすくなり、ユーザーのストレスが軽減されます。

2.フォームのデザインを見直す

入力フォームのデザインは、目を惹くようなクリエイティブなデザインにする必要はありません。デザイン性よりも重要なことは、無駄がなく、ユーザーの視線を意識した見やすいデザインであることです。

ひと目で、どこに何を入力すべきか分かるような、シンプルなページにしましょう。ほかのページに移動するのを防ぐため、ヘッダーとフッターは削除するのがおすすめです。

スマートフォン表示のときは、各項目の大きさなどを調整する、CTAボタンを大きくするなどの工夫を施してみましょう。PC画面のときよりも、よりさまざまな角度から、ユーザーにストレスがかからないような気づかいが必要です。

CTAボタンでおすすめのデザインは、「送信」や「資料をダウンロード」、「会員登録」などの単なる事実ではなく、「無料体験」や「特典を受け取る」など、ユーザーが得られるお得なメリットを記載するのがおすすめです。これにより、ボタンを押してもらいやすくなります。

シンプルなデザインにすることは重要ですが、信用のため、プライバシーポリシーは必ず記載しましょう。その際には、ユーザーに入力してもらった個人情報を、他の用途では使用しない旨を明記します。

3.入力補助の設定

ユーザーがストレスなくフォーム入力を完了させるため、入力の補助となる設定をするのも良いでしょう。具体的には以下の対応が考えられます。

  • 半角英数字やハイフンの対応
  • 自動入力
  • 入力漏れエラーの表示

英数字を入力してもらう際は、全角ではなく、半角で入力できるよう設定します。全角での入力はスマートフォンでの入力の際、大きな手間となりうるためです。

ハイフンに関しても、ユーザーがハイフンを入力すると、半角と全角を取り違えてエラーになる確率が上がります。ハイフンを入力しなくても済むような仕様にすると、エラーが少なくなります。

自動入力は、ユーザーが郵便番号を入力すると住所が表示されるものや、Googleアカウント、SNSアカウントなどの情報を連携させて、個人情報を自動入力するタイプが代表的です。ユーザーが入力する手間を省くことで、離脱率を下げる大きな手助けとなるでしょう。

入力漏れのエラー表示は、エラー内容を具体的に示すことが重要です。どこの箇所が入力漏れなのか、何を修正するべきなのか、的確に表示する仕様にします。

この時、表示内容が抽象的であったり、どこの項目がエラーなのかわかりづらかったりすると、何を修正していいのかわからず、ユーザーが離脱する原因となります。

「メールアドレスは半角英数字を使用してください。」や「電話番号は◯文字以内で入力してください」など、具体的にエラー内容を表示させるようにすることが重要です。

4.EFO施策のツールを使う

EFO施策のツールを使用することで、フォームの離脱率を下げる効果もあります。この項では、代表的なツールを3つ紹介します。

チャットボット

チャットボットは、ユーザーと自動で会話をしてくれるプログラムです。フォーム内にチャットボットを導入することで、会話形式で進められるため、ユーザーの入力ストレスを軽減させられます。

自然な流れでフォームの入力につなげられるため、CV獲得の確率も高くなるでしょう。

Google Analytics

Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、Googleが提供するアクセス解析のツールです。

サイトの訪問者数や、離脱率、直帰率などの詳細を測れる便利なツールです。フォームだけでなく、多くのWebサイトでは、サイト内に導入しています。フォームの閲覧数や離脱率も測定できるため、EFOの施策に役立ちます。

ヒートマップ

ヒートマップは、ユーザーがページ内のどの部分を多くクリックしているのか、可視化するためのツールです。ユーザーが興味を示した箇所は赤くなります。反対に、離脱率が多く、ユーザーが興味を示さない箇所は青くなります。

ヒートマップを使用することで、ユーザーのマウスの動きや、ページ内のどの部分に注目しているのかを把握できるのがメリット。どの部分を改善すべきかひと目で把握でき、改善策を検討するのに役に立つでしょう。

フォームの離脱率の下げるにはユーザーへの配慮がポイント

今回の記事では、フォーム離脱の原因や、離脱率を下げる方法を解説しました。入力フォームの離脱率を下げるためには、ユーザーのストレスを軽減するよう配慮し、入力しやすいフォーム作りを心がけましょう。

細かい部分までユーザーに配慮し、入力しやすい仕様を考えることで、フォームの離脱率を下げることができます。

フォームの離脱率を下げるための施策は、1度の実施だけでは意味がありません。実施したあとに、分析・改善を繰り返していくことで、少しずつ離脱率を下げられるでしょう。

弊社サンソウシステムズが提供するチャットボット「さっとFAQ」は、アンケートボットの機能を用いてEFOツールとしても活用することが可能です。

フォーム改善の施策を検討している方は、ぜひ無料トライアルでお試しください。

FAQチャットボット「さっとFAQ」
無料トライアル申し込みはこちら

タイトルとURLをコピーしました