自社のランディングページ（LP）のコンバージョン率（CVR）が良いのか悪いのか、平均はどうなっているのかを把握していますか。
LPではリスティング広告が使用されることが多いため、CVRが低いと費用がかさみ、費用対効果も下がってしまいます。LPを運営していく上で、CVRの数値を上げることは非常に重要です。
この記事では、LPの平均的なCVRを業界や商材ごとに紹介していきます。CVR改善のポイントと有効なツールについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
また、CVR改善にはチャットボットツールの導入もおすすめです。弊社サンソウシステムズが提供するチャットボットツール「さっとFAQ」を取り扱っています。
月額1万円からスタートでき、導入後の設定も手間がかからず簡単に操作をおこなうことが可能なため、非常にコストパフォーマンスに優れたツールです。30日間の無料トライアルもご用意しましたので、「まずは使って試してみたい」という方はこの機会に導入をご検討ください。
LPの平均的なCVR(コンバージョン率)はどのくらい？
LPの平均的なCVRの数値をご存じでしょうか。平均値といっても、業界や商材によってそれぞれ値が異なります。
ここでは、業界や商材の種類別の平均値と、キーワードの種類別の平均値をそれぞれ紹介します。
業界ごとの平均値
下記の表が業界ごとのCVRの平均値です。
業界名 | CVR |
| イベント・レジャー | 12％ |
| コンサルティング・金融 | 10％ |
| メディア・出版 | 10％ |
| 旅行 | 10％ |
| 教育・医療 | 8％ |
| ソフトウェア・クラウド | 7％ |
| 不動産 | 6％ |
| ハードウェア・技術機器 | 5％ |
| 製造業 | 4％ |
| サービス業 | 3％ |
| EC小売り | 3％ |
（引用：https://botchan.chat/base/lpcvr-improve2）
表を見ると、季節を問わないイベント・レジャーやメディア、出版などの数字が高くなっていることが分かります。また、金融や旅行など、単価が高いものもCVRの数値は高いです。
単価が高くても、日常でよく利用されるものはCVRが高くなる傾向にあるようです。
一方、EC小売りやサービス業は数値の低さが目立ちます。ECサイトはWEB上にたくさん存在することから、新たなコンバージョンを安定的にかつ継続して獲得するのはハードルが高いと言えるでしょう。
商材ごとの平均値
下記表が商材ごとのCVRの平均値です。
商品名 | CVR |
| 美術工芸品 | 3.84% |
| ペットケア | 2.51％ |
| 電気および商用機器 | 2.49% |
| 健康と福祉 | 1.87％ |
| ホーム アクセサリーとギフト用品 | 1.46％ |
| キッチン・家電 | 1.61％ |
| 車とオートバイ | 1.35% |
| スポーツとレクリエーション | 1.18％ |
| ファッション、衣類、アクセサリー | 1.01％ |
| 飲食 | 0.90％ |
| 乳幼児 | 0.71% |
| 農業 | 0.62％ |
商品別で見ると、美術工芸品やペットケア商品、電気および商用機器など、季節を問わず日常生活での利用が多いと予想されるもののCVRが高くなっていることが分かります。
一方、ファッションや衣類、アクセサリーなどの日常で使用するものの、日々の購入が必須ではないものは1%前後とそこまで高くない数値となっています。
LPのCVRの計算方法
LPのCVRの計算方法は以下の通りです。
例えば、出稿しているリスティング広告の遷移先であるLPのフォームから資料請求があったとします。
リスティング広告のアクセス数が10,000で、資料請求の数が1,000だった場合、
1,000 ÷ 10,000 × 100 = 10
なので、そのLPのCVRは10％です。
LPのコンバージョン率の平均値は、先述の通り業界や業種、業態によって異なります。一般的には、2%から5%が目安とされていますが、扱っている商材や季節・市場の状況などによっても、実際のコンバージョン率は大きく変動するでしょう。
自社のLPのCVRの数値目標を決める際は、自社の業界や商品の種類に合わせて目標値を設定すると良いでしょう。
LPのCVRが低くなる原因
実際にLPの運営をしているる中で、CVRの低さに悩んでいるケースも多いのではないでしょうか。
LPのCVRが低くなる原因はさまざまです。そのため、自社のLPのどこに問題があるのかを明確にし、改善していくことが必要です。
ここでは、LPのCVRが低くなる原因を紹介します。
サイトの構造に問題がある
LPの構造に問題があると、ユーザーが求めている情報を見つけることが困難になり、サイトを離れてしまう可能性があります。また、目的を達成するために必要な情報が不足している場合も、ユーザーはサイトから離脱してしまうでしょう。
LPは、ユーザーがアクセスした際に最初に表示されるページであり、ユーザーが最終的に購入するかどうかが決まる重要なページです。LPの構造やデザインが適切であることは、CVRを向上させるために非常に重要であると言えるでしょう。
LPの構造を見直すことで、CVRを向上させることができます。目的を達成するために、必要な情報を明確に示すようにしましょう。
広告のターゲティングが不十分
ターゲティングが不十分であると、関心を持っているユーザーがLPにたどり着けないことがあります。また、広告が製品やサービスに興味がない人々ばかりに表示される状況になってしまいます。こうなると、実際に製品やサービスに興味を持つ人々の割合が少なくなり、クリック率やコンバージョン率が下がるでしょう。
ターゲットとする人々が不適切であると、広告が適切な場所やタイミングで表示されない可能性もあり、その結果としてCVRが低下することもあります。さらに、広告メッセージも不適切になり、関心を持っている人々でも興味が薄れてしまう可能性もあります。
広告を適切なユーザーへ届けるためにも、適切なターゲティングをおこないましょう。
ユーザーのニーズをとらえたページになっていない
ユーザーのニーズをとらえられていない場合、ユーザーが求める情報やサービスを提供できていないと言えるため、ページを閲覧したユーザーがコンバージョンしにくくなります。LPの目的や訴求が明確でないと、ユーザーの滞在時間が短くなったり、サイトから離脱してしまったりする可能性が高くなるでしょう。
また、検索エンジンからのランキングも下がる可能性があります。ページがユーザーから求められる情報やサービスを提供していないと、ユーザーからの評価が下がり、結果として検索エンジンからの評価が悪くなるからです。
LPのコンテンツやデザインがユーザーにとって魅力的ではない場合も、購買意欲がかきたてられず、CVRが低くなる可能性があります。ユーザーのニーズをしっかりと把握し、それに応えるLPの作成が重要です。
LPのゴール設定が適切ではない
LPのゴール設定は、ユーザーにコンバージョンを的確に完了させる意味でも不可欠です。LPのゴール設定が不適切であったり不明瞭であったりすると、ページ内のコンテンツや導線が最適化されず、コンバージョンが得られない可能性があります。
また、ユーザーのニーズや興味に合ったコンテンツを提供できず、ユーザーのエンゲージメントを下げてしまう恐れがあります。LPのゴール設定が適切になされていれば、ページ内でユーザーを理想通りに導くことができ、コンバージョンを達成できるでしょう。
また、ページの作成者もLPが達成すべき目的を十分に把握していることで、適切なコンテンツやCTA（Call to Action）を設定できるようになります。
LPのCVRを改善するためのポイント
LPのCVRを改善させることで、売上の向上やユーザーエクスペリエンスの向上を期待できます。
また、LPが魅力的であれば、ユーザーがページや商品を他の人々に紹介する可能性があり、リーチを拡大させることも可能です。さらに、LPを通じてプロフェッショナル性や信頼性を与えることができれば、ブランドイメージも向上するでしょう。
ここでは、LPのCVRを改善するためのポイントを紹介します。
コンバージョン設定の見直し
コンバージョン設定の見直しとは、それまで設定されていたコンバージョンの目標設定が適切なものであるかを再確認し、コンバージョン設定を適切なもの設定し直すことを指します。
基本的にLPのコンバージョンは一つに定めるべきであり、あまりに高すぎる目標はまったく達成できない恐れがあります。CVRがあまりにも低い場合には、そもそものコンバージョン設定は適切であったか再確認しましょう。
また、コンバージョンまでの導線が分かりやすいかを確認し、不明瞭であれば改善をおこないましょう。これにより、ユーザーが目的のアクションをとりやすくなるため、コンバージョン率の向上が期待できます。
具体的には、サイトやアプリのUX改善やLPのCTAデザインの見直しなどが挙げられます。A/Bテストでさらなる最適化を目指すこともよいでしょう。また、特定のターゲットユーザーを絞り込んでコンバージョン促進戦略を立てることも有効です。
広告のターゲティングを明確にする
LPのターゲットを明確にすることは、ユーザーの満足度の向上や効率的な広告の運用に繋がるため、欠かすことのできない重要な要素です。
ターゲティングを明確にすることで、ターゲットとなるユーザーを絞り込むことができ、広告費用を節約しながら、効果的な広告運用を実現できます。LPのコンテンツやデザインを効果的なものにブラッシュアップすることも可能です。
また、多くのユーザーからの意見やフィードバックを得ることができ、ビジネスの改善や拡大にも繋がります。サイトの信頼性も高まり、ブランドイメージを強化することも可能できるでしょう。
LPの最適化をおこなう
LPの最適化を実施することで、ユーザーの興味を引き付けることができます。ウェブサイトの業績向上や検索エンジンランキングの向上、そしてビジネスの拡大にもなるため、極めて重要です。
LPの最適化をおこなうために、まずはLPを作成する目的を明確にしましょう。
次に、LPのターゲットとなるユーザー属性を把握します。例えば、年齢層や性別、興味のある分野などを把握することで、効果的なLPを作ることができるでしょう。ヘッダーやCTA（Call to Action）を強調し、行動を起こしやすいよう促すことも大切です。
さらに、ユーザーの興味を引く要素を提供することも重要です。例えば、商品の特徴や利点、実績や口コミなどを掲載することで、ユーザーの商品やサービスに対する関心が高まるでしょう。
コンテンツ内容やCTAの見直し
LPのコンテンツは、ユーザーが商品を理解し、購買判断を下すための重要な要素です。また、CTAは、ユーザーの最終アクションを促すための重要な要素と言えます。これらの内容が適切でなかったり、不十分であったりすると、ユーザーの購買意欲を喚起できません。
コンテンツ内容の見直すことで、ユーザーが求める情報をより明確に提供できるようになるでしょう。また、商品に対する理解も深まるようになり、購買しやすくなります。加えてCTAの見直しを実施することで、ユーザーが「買いたい」と感じたタイミングで簡単にアクションを起こすことができるようになるでしょう。
コンテンツ内容やCTAは、ユーザーの購買判断に大きく影響する要素であるため、常に最適化を目指して、検証と改善の繰り返しが必要です。
離脱を防止する
LPはユーザーに商品を購入してもらうためのキラーページであるため、ユーザーがそのままサイトを去ってしまうと、LPが意図した目的を果たすことができません。離脱が増えれば、CVが上がらず売上も上がらないという状態に陥ります。
そのため、離脱率が明らかに高い場合には、まず離脱を防ぐ方法を考えましょう。離脱を防止するためには、ページの内容やデザインを工夫し、ユーザーの心を惹きつけるような要素を取り入れることが重要です。
また、ユーザーにとって有益な情報やサービスを提供することで離脱を防ぐこともできます。そのためにも商品やサービスの特徴やメリットを明確に伝えることはもちろん、独自のオリジナルコンテンツを盛り込んだり、動画や画像を駆使したりするなどの工夫も重要です。
CVRを上げるのに役立つツールを紹介
ツールを利用すると、ユーザーの行動パターンや嗜好を把握しやすくなり、ニーズに合わせた調整が可能です。さらに、サイトの改善点を見つけることができたり、マーケティングの投資対効果を評価したりすることもできます。
CVRの改善を効率的におこなうためには、LPの課題に合わせたツールの選定が重要です。
さっとFAQ｜チャットボット
さっとFAQは株式会社サンソウシステムズが提供しているFAQチャットボット作成ツールです。会話のデータをExcelで作成が可能なため、プログラミングなどの知識がなくても使用できます。
LPでチャットボットツールを利用することで、訪問者の疑問を手軽に解消できるようになるため、利便性が上がるだけでなく、離脱防止にも効果的です。また、ユーザーの問い合わせの履歴や傾向を可視化して分析できるため、サービスの向上に役立てられるでしょう。
月額1万円から導入でき、費用対効果が非常に優れたチャットボットです。申込から最短3日で公開することも可能で、30日間の無料トライアルを実施しています。
Google Analytics｜アクセス解析ツール
Googleアナリティクスは、Alphabet Inc.が提供する無料のアクセス解析ツールです。リアルタイムでユーザーのWebサイト内での動きや利用状況を確認できます。また、ユーザーの基本属性やどこから来たのかという情報を把握することも可能です。
アクセス解析ツールでは、訪問者のページ遷移や離脱率、どのキーワードでアクセスされたかなどの情報を収集できます。LPの課題を明確に把握できることはもちろん、それぞれの問題点にあわせた改善ができるでしょう。
またアクセス解析ツールを利用することで、訪問者の属性や志向などどいった情報も詳しく把握できます。ユーザーに対しカスタマイズされた訴求を検討できるようになり、より高いCVRを目指せるでしょう。
ミエルカヒートマップ｜ヒートマップツール
ミエルカヒートマップは、株式会社Faber Companyが提供するヒートマップツールです。サイトに訪問したユーザーの行動を、アクションヒートマップ・スクロールヒートマップ・クリックヒートマップを用いて可視化します。データを基に、サイトの課題を発見し改善が可能です。
ヒートマップツールを利用することで、ページ内でどの部分がユーザーから最も注目されているかが明確に分かります。得られた情報を参考に、ページのデザインやコンテンツの配置を見直し、ユーザーが求める情報をわかりやすく改善することが可能です。
ヒートマップを見れば、特定のボタンやリンクがクリックされなかったり、スクロールされなかったりする箇所が分かります。その理由を探り、改善することで、LPのCVR向上が期待できるでしょう。
業界におけるLPの平均CVRを参考に改善を目指そう
LPの平均的なCVRを把握することで、自社のLPの課題を理解できます。もしもLPのCVRが平均よりも明らかに低い場合には、その原因を明確にし、改善することで効率的な広告運用をおこなうことができるでしょう。CVRの効率的な改善には、ツールを活用することも効果的です。
チャットボットツールを導入する場合は、弊社サンソウシステムズが提供するチャットボット「さっとFAQ」の導入がおすすめです。
月額1万円からスタートでき、導入後の設定も手間がかからず簡単に操作をおこなうことが可能なため、非常にコストパフォーマンスに優れたツールであるといえます。
30日間の無料トライアルもご用意しましたので、「まずは使って試してみたい」という方はこの機会に導入をご検討ください。