Webアンケートの作り方を解説!|アンケート作成ができるツール11選

基礎知識

Googleフォームなど無料で使えるWebアンケートのツールが普及し、以前よりWebアンケート調査が行いやすくなりました。

しかし、Webアンケートの質問設定にはコツが必要です。Webアンケートの取り方を間違ってしまったら、せっかく人的コストと費用をかけても的外れな結果が集まるだけでしょう。有益な情報も得られず、アンケートの作成や送信にかける工数も無駄になってしまいます。

さらに、Webアンケート調査の回答情報は、回収しただけでは意味がありません。

集まったWebアンケート回答に対して分析を行い、その分析結果を自社サービス・製品に反映させていくことがWebアンケート施策のゴールです。

今回は基本中の基本である、Webアンケートの作り方をご紹介します。

参考になるチェックポイントや活用できるツールについても紹介しているのでWebアンケート効果を高めるヒントとしてご活用ください。

Webアンケートの作り方

Webアンケートの作り方には、3つの工程があります。詳細を確認していきましょう。

Webアンケート目的の明確化

まず、「Webアンケートの基本となる目的を明確にする」ことが1つの大きなポイントです。

目的が曖昧なままWebアンケートを行っても、実際には使えるデータではない情報や、データをうまく活用できない結果になってしまいます。

また、回答者にもアンケート調査の目的をきちんと理解してもらった上で、あらかじめ決めてある手順に沿ってアンケートを行った方がミスリードに繋がるリスクが軽減されます。

アンケートを行う際には初めに何のアンケートなのか、何のために回答を集めるのかを記載し、回答者に理解してもらいましょう。

Webアンケートの期間を設定

次に、Webアンケートがいつまで回答を募集しているのかを明記します。

記載箇所は、Webアンケート画面への案内用メール文書内と、Webアンケート回答開始ページが良いでしょう。

アンケート設問数の設定

アンケートの回答者は、このアンケートがどのくらい手間や時間のかかるものなのかがわかりません。そのため、あらかじめアンケートの冒頭で、どのくらいのボリュームがあるアンケートなのかを明記する必要があります。

Webアンケートを作る際のポイント

Webアンケートの作り方が理解できたら、Webアンケートを作成する際のポイントについて確認していきましょう。

アンケート内容を簡潔・一貫性のあるものにする

専門用語や難しい言葉を多用したり、質問が長文になったりしてしまわないように注意しましょう。アンケート全体を通して統一性を保ち、分かりやすく簡潔な文章を意識してください。

「回答を1つ選んでください」と「1つ選択しましょう」といった文章ひとつでも回答者への印象が異なってきます。

回答者のターゲット層や、その製品・サービスのイメージに合わせた口調で質問するのも良いでしょう。

また、アンケートの設問は、きちんと目的に沿った順番で並べましょう。アンケート内容を理解するのに時間がかかるほど、回答者のストレスに繋がります。アンケートの回答者側は、質問の文章を読むにもこちらが想像する以上に負担がかかっているのです。

さらに、アンケートに答えるであろう媒体についても配慮したアンケート内容にしましょう。スマートフォンやガラケーは、パソコンと比べ表示領域の幅が狭いので、アンケート設問文を読むためにスクロールします。

回答者が「スクロールするのが面倒くさい」と思ってしまうと適当な回答が集まったり、アンケートの離脱率が高まったりします。

従ってアンケート設問の順は、項目をジャンル分けするなど、ある程度分類したり、小見出しを付けるなどして回答範囲を絞りましょう。

回答の選択肢は最小限に

選択肢の数が多いと、回答側は自分に該当する項目を探すのに手間がかかり、ストレスに繋がります。そのため、それぞれ設問に適した選択方法を用意しましょう

回答の選択方式はプルダウン方式とチェックボックス・ラジオ方式が多く用いられています。

プルダウン方式は都道府県や西暦など、回答者側が予測できるものが適しています。

チェックボックス・ラジオボタン方式は、選択肢を並べるのは10個までに設定しましょう。それより多くなる場合は、五十音/アルファベット順、もしくは小見出しを設けたりジャンル分けを行ったりするなど、確認すべき箇所を分類しましょう。

質問の後、または選択肢の先頭に、いくつまで選択可能かを明記する必要があります。

Webアンケートであれば選択していない場合は次の画面に遷移できないなど、制限や次のページに進むための条件を設けられる機能もありますので、利用してみましょう。

目的のある自由回答欄にする

「○○について、思いついたことをご自由に記載してください。」のように回答者に記述させる質問を設定しているWebアンケートを見かけます。

このような質問について回答を収集する明確な目的がない場合には、安易に質問に盛り込むことは推奨しません。なぜなら、ユーザーが答えた内容を目視で確認する必要があるからです。

アンケートを回答するユーザー側にとっては、何を答えればよいのか分からないために無駄な時間と負担がかかります。

アンケートに自由回答を設ける場合は、「何に対してどんな回答をしてほしいのか」、具体的に何を聞くべきかを明確にしておいてください。

Webアンケートフォーム作成ツールとは?

「Webアンケート作成ツール」とは、インターネット上でアンケート調査を行うのに必要な機能を備えたツールのことです。Webアンケートフォーム作成ツールがあれば、以下の一連の作業が簡単にできます。

  • アンケート項目を画面上で作成
  • オンラインで配信
  • 回答を回収し集計
  • 回答者に対してポイントを付与するなど特典提供

アンケートの作成は、基本的にツール画面の指示に従えば簡単に行うことが可能です。ツールによっても異なりますが、「選択できる数を制限する」「1の質問でAと答えた人は2に進みBと答えた人は3に進む」といった分岐を設定することもできます。

Webアンケートツール導入のメリット

ここまでWebアンケートツールについて紹介してきました。ここからはWebアンケートツール導入のメリットについて紹介していきます。

手間とコストが省ける

Webアンケート作成ツール・システムにはテンプレートが用意されているものが多く、それらを使うことで簡単にアンケートを作成できます。

また、URLやQRコードを使ってアンケートを共有したり、拡散したりすることも可能です。紙で配布するよりも手軽にアンケートを共有できるので、幅広い人から回答を得たい場合に便利な機能でしょう。

さらに、紙のアンケートでは印刷や配布が必要ですが、Webアンケートではアンケート用紙を用意する手間がかからず、配布もURLを貼るだけなので時間と費用を節約できます。

紙媒体でアンケート調査を行おうとすると、文書作成ソフトなどを使って調査票を作成して印刷することが必要です。また、郵送で送付して回答を記入してもらった上で返送してもらい、集計するなど非常に手間がかかります。ある程度回収できるまで、一定の時間も必要です。アンケート作成ツールを利用すれば、印刷や配布の手間がかかりません。手間とコストの削減につながり、調査期間も短縮できます。

データの集計や分析が容易

Webアンケートでは回答がすぐにデータ化されるため、集計作業は不要です。また、リアルタイムで回答を確認し、調査結果の傾向をスピーディーに分析することも可能です。

紙でアンケート調査を実施する場合、アンケート用紙を回収したり、回答結果を入力したりなどの手間がかかりますが、Webであればその手間が不要となります。

回答データをより詳しく分析したい場合には、CSVダウンロードやGoogleスプレッドシートにエクスポートする機能を利用すれば、時間のかかる入力作業も必要ありません。

紙媒体のアンケートは、回答を集計して分析することも時間がかかります。調査結果を活用するためには表計算ソフトなどに入力して見やすくデータ化する必要がありますが、これも大変です。

手書き回答では、何が書かれているか読み取れないものもあるでしょう。しかし、アンケート作成ツールを使ってWebアンケートを実施すれば、回答はそのまま電子データとして集積されます。集計や分析に手間をかけずに済み、非常に効率的といえるでしょう。

Webアンケートツールの紹介

以下では11のアンケートツールについて紹介します。「無料で使えるアンケートツール」「有料のアンケートツール」「多機能なアンケートツール」に分けて紹介しますので、目的や用途に合わせて選んでください。

無料で使えるアンケートツール

無料で使える「Googleフォーム」「Questant」「MOMONGAアンケート」「Freeasy」をご紹介します。

Googleフォーム

Google フォームは、Googleが提供する無料のアンケート作成・管理ソフトウェアです。オンラインフォームやアンケートを簡単に作成して共有し、回答をリアルタイムで分析できます。複数の質問形式からの選択、ドラッグ&ドロップによる質問の並び替え、リストを貼り付けるように簡単に値をカスタマイズできるといった点が特徴です。

リアルタイムで更新される回答データをグラフで確認できます。または、Google Sheets で元データを開き、詳細な分析や自動化を行うこともできます。

Questant

Questant(クエスタント)は、ネットリサーチの国内実績No.1である「マクロミル」が作った、セルフアンケートツールです。

年間20,000件を超える調査実績があるマクロミルのノウハウがシステムに詰まっていて、初心者でもまるで画面と会話をするように、かんたんかつ直感的に無料でWebアンケート作成ができます。Questantは、70以上のアンケートテンプレートや100以上の質問データベースが無料で使いたい放題という特徴もあります。

MOMONGAアンケート

2010年のiPad発売以来、10年間のサービス提供実績を誇るアンケートアプリMOMONGAアンケート。6000社以上の導入実績があります。

オフライン利用、リアルタイムでアンケート集計、名刺のデータ化など、ビジネスシーンに強い機能を搭載しており、展示会・イベント・営業先・会議など、活用事例も多数!誰でも無料で利用できます。

Freeasy

Freeasy(フリージー)は業界初のAIによる調査モニターの品質管理が可能で、低コストで利用できるスピーディーなセルフ型アンケートツールです。筑波大学とFreeasyが共同開発した独自アルゴリズムを適用して、不適切な回答候補者を抽出しブラックリスト化することができ、より高度な調査モニターの品質管理を徹底しています。従来は3~4営業日は必要だったアンケートの回収が、Freeasyなら数時間から1~2営業日で完了できます。

最短即日で調査結果が得られるため、商談やプレゼンなど、忙しいビジネスの現場で活躍できる点が特徴です。

有料のアンケートツール

以下では有料の「Surveroid」「CREATIVE SURVEY」「SurveyMonkey」を紹介します。無料アンケートツール以上のセキュリティや機能がそろっています。

Surveroid

Surveroid(サーベロイド)は初めてアンケートを作成する人でも直感的に画面の作成が可能なWebアンケート作成ツールです。

単一設問や複数設問、自由記述など豊富な設問タイプを使用可能で、かつ画像や動画の挿入、回答者条件の設定など本格的なネットリサーチを実施できます。またアンケートの作成にあたってはサポートスタッフが丁寧にフォローしてくれるので、不慣れな場合も安心です。使用方法を解説したサイトや各種マニュアルなどを取り揃えており、初めての方から上級者まで満足のゆくサービスとなっています。

メールや電話による無料サポートが充実しており、アンケ―ト配信前のチェックから、修正事項の連絡まで、その役割は多岐に渡ります。

さらに、使用方法を解説はもちろん、アンケート調査のノウハウを解説したメディア、YouTubeチャンネルなど数多くのコンテンツを提供している点も特徴です。

CREATIVE SURVEY

CREATIVE SURVEY(クリエイティブサーベイ)は、顧客を深く理解し顧客体験を改善するクラウドアンケートシステムです。世界最大シェアのSFA/CRMであるSalesforceとCREATIVE SURVEYがシームレスな連携が可能です。Salesforce上から直接アンケートを送信し、その回答が顧客情報に自動的に連携して蓄積されることで、業務を効率化し生産性を大きく向上させます。

アンケートには重要な個人情報や秘密情報が含まれるためしっかりとしたセキュリティ対策が重要です。

CREATIVE SURVEYは各種セキュリティ規格取得や第三者による脆弱性調査を実施しており、官公庁・上場企業・金融機関での実績も豊富です。セキュリティシートといった企業ごとの審査にも対応しています。

SurveyMonkey

 SurveyMonkey

SurveyMonkey(サーベイモンキー)とは、アメリカのSurveyMonkey社が開発したアンケート作成ツールです。1999年よりツールを提供しており、全世界で33万以上の企業が導入しています。

SurveyMonkeyの特徴はテンプレートや質問項目の豊富さ。テンプレートは用途に応じて選択でき、1,600以上の質問項目の中から欲しい回答に応じて自由にカスタマイズできます。

また、本社はアメリカですが、中国語やスペイン語など多言語に対応。日本語でも利用できるため、操作で大きく困ることはないでしょう。

無料プランでもアンケートの作成から回収、分析までできますが、質問数は10個までと限られています。

多機能なアンケートツール

無料・有料のアンケートフォームツールを紹介しましたが、アンケートフォーム以外の機能を搭載するアンケートツールを紹介します。

さっとFAQ

さっとFAQは、月額1万円から始められるチャットボットサービスです。
簡単にFAQを設定できるため、エンジニアなどの専門技術者がいなくても気軽に導入できるツールです。大手から中小企業まで、150社の導入実績があります。

さっとFAQには、アンケートトーク機能が用意されています。選択肢の提示以外にも自由記述、日付選択、金額入力など豊富な設問タイプを使用可能です。重複回答の有無や公開期間の設定を自由に行えるほか、CSVで回答結果をエクスポートすることもできます。

メイン機能のチャットボットでユーザーの問い合わせに対応しながら、有事の際にはアンケート収集もできるため、市場調査と同時に幅広い業務改善も目指せるツールです。

ミルトーク

ミルトークとは、Web上で生活者と直接会話できる、マクロミルが開発したユーザートークサービスです。気になる意見を投稿している人を見つけたり、特定の人とじっくり話したいときは、トークルームを作成して、チャット感覚でやりとりができます。

「きいてミル」では「○○について聞きたい」と、参加者から意見を収集でき、1掲示板あたり100件まで無料で集められます。また、掲示板は何回でも立てることが可能です。有料オプションを使用することにより、31件以上のコメントを閲覧できるようになる他、参加者の属性(性別、年代など)を限定したり、掲示板を非表示にできます。

formrun

formrun(フォームラン)は、株式会社ベーシックが開発しているフォーム作成ツールです。

無料で使えるフォームツールのため、専門知識がなくても直感的にフォームの作成が可能です。フォームツールでありながら、ステータス管理などの顧客管理が充実しており、チームでの作業がスムーズに進みます。

formrunでは、フォームの設置から問い合わせ対応状況の確認、メール対応まで、フォームに関わる業務を一元化しています。コードの設置をせずにフォームを作れる上、セキュリティにも優れており、個人情報の保護が重視される現代の企業が利用するのに最適です。

ユーザーが快適に利用できるよう要望を常にヒアリングし、機能追加・機能改善を行なっています。2021年には、条件分岐選択項目やShopify連携など、多くの改善を実施しています。

kintone

社内向け・社外向けを問わず、様々なアンケートや調査をkintone(キントーン)で行えます。

ペーパーレスでPCやスマホからかんたん入力、ワンクリック集計ですぐに業務へ活かすことが可能です。

kintoneはCRMツールやSFAツールなどとして幅広く活用されているツールです。kintoneとWebフォームを組み合わせれば、マーケットからの情報を取り込むことができるため、営業・販売戦略にも大いに役立つでしょう。

Webアンケートを利用して市場調査を行おう

顧客が求めている商品やサービスを把握したり、トレンドを理解したりするためには、アンケートによる市場調査が欠かせません。

アンケート作成ツールを活用すれば、短時間で非常に多くの回答を収集し、分析してデータ化することが可能です。アンケート作成ツールは非常にたくさんの種類があるため、料金や機能を確かめて予算や目的に合うものを選びましょう。

「上司から指定された回答数を集めただけだった」といったケースもよくあります。

アンケートに回答するということは、いくら謝礼があったとしても、アンケートに答えるユーザー(顧客)にとっては、時間と手間がかかることには変わりありません。

コストをかけて正確さに欠ける回答を得てしまう上に、評価できない結果にならないよう、アンケートの内容は慎重に作る必要があります。

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