ビジネスチャットとしてすでに多くの企業で利用されている「LINEWORKS」。基本としてあらゆる機能が搭載されていますが、チャットボットと連携することでさらに効率性・利便性を追求できるのをご存じでしょうか。
今回は、LINEWORKSとチャットボットを連携するメリットや活用シーン、連携するチャットボットの選び方を紹介します。LINEWORKSと連携できるチャットボットツールも紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
弊社サンソウシステムズでは、LINEWORKSと連携できるチャットボット「さっとFAQ」を提供しています。Excelから簡単に会話データを作成でき、誰でも簡単に導入・分析が可能です。
30日間の無料トライアルが利用できますので、「LINEWORKSと連携する前に使い心地を試してみたい」という方はぜひご活用ください。
LINEWORKSとは
LINEWORKSは、LINEが提供している業務をより効率化するための機能が備わった「ビジネス版LINE」です。
通常のLINEと同じようなトーク機能のほか、掲示板やカレンダー、タスク、アンケート、アドレス帳、Botなどさまざまな機能が搭載されています。パソコンからもスマートフォンからもアクセスできるため、場所を問わずに利用できるのが特徴です。他社アカウントのやり取りも可能なため、ビジネスをより活性化させられます。
幅広い年代の人に利用されているLINEを踏襲したビジネスツールであることから、業界問わず多くの企業から注目されているツールの一つです。
LINEWORKSの特徴
LINEWORKSはビジネス版LINEであることから、社内外のユーザーと連携できる、業務効率化につながる、セキュリティ機能が充実しているなどの特徴があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
社内外のLINEユーザーと連携できる
一つ目の特徴は、社内外のLINEユーザーと連携できることです。自社のメンバーに限らず、取引先の企業や顧客にもトークを送信できます。
社内はもちろん、社外のユーザーと連携できれば、仕事でのコミュニケーションを気軽に取れたり、必要な時に必要な情報を発信できたりするようになります。例えば、取引先に見積もりを提案したり、顧客にキャンペーンの案内をしたりが可能です。
社外のユーザーと連携できることで、営業やマーケティング部門でも活用できます。外部ユーザーとやり取りができるのは事前に許可を得たメンバーに限られるため、不特定多数のメンバーとやり取りをすることはありません。
業務効率化につながる
通常LINEのトーク機能に加え、掲示板やタスク、カレンダー、ストレージなどの機能が搭載されているのも特徴です。充実した機能で、グループウェアのような役割を果たすと言っても過言ではないでしょう。
しかも、これらのツールがすべて基本機能として備わっているのが最大のポイントです。オプションで追加する必要はありません。
クラウドを活用したファイルや画像の保存・閲覧も可能で、営業で外出の多いメンバーも外出先からアプリで必要な情報にすばやくアクセスできます。リモートワークが推進される昨今の働き方改革にも大きく貢献するでしょう。
アンケート機能を社外に適用することも可能なので、顧客満足度の調査にも役立てられます。
セキュリティ機能が充実している
LINEWORKSはメンバー追加や閲覧権限の付与ができるのはもちろん、セキュリティ機能も充実しています。保存されるデータや画像は専門チームが24時間365日モニタリングをおこなっているため、不審な動きをすぐに察知しトラブルが起こる前に対処してくれるのです。
そのほかサポート体制も充実しており、無償サポートのほかに有償サポートも準備しています。
国際認証を取得しているほどの高いセキュリティ機能を備えているため、安心・安全に運用できるでしょう。
LINEWORKSはチャットボットとの連携が可能
さまざまな機能がデフォルトで備わるLINEWORKSですが、チャットボットとの連携も可能です。LINEWORKのトークルームにチャットボットを実装することで、社内外ユーザーからのあらゆる問い合わせに、LINEWORKS上で回答ができます。
これにより、外出先からも社内の人と円滑にコミュニケーションが取れるほか、リモートワーク下でもまるで社内にいるかのような迅速な対応が可能です。顧客管理や勤怠管理もチャットボットを通して処理できるようになれば、LINEWORKS上で完結させられます。
すでにLINEWORKSを導入している企業は、チャットボットと連携して、より効率化を図ることが可能です。
LINEWORKSとチャットボットを連携するメリット
LINEWORKSとチャットボットを連携すると、問い合わせ業務を自動化できるほか、各ツールへのログインの手間が減る、見慣れた画面で操作できるなどのメリットがあります。それぞれのメリットを具体的に見ていきましょう。
問い合わせ業務を自動化できる
チャットボットそのもののメリットでもありますが、LINEWORKSとチャットボットを連携すると、問い合わせ業務の自動化が可能です。チャットボットにあらかじめ質問と回答を設定しておきLINEWORKS上で実装させれば、担当者がいなくてもLINEWORKS上で自動回答してくれます。
AI搭載型のチャットボットなら自動で学習し、回答の精度が高まります。問い合わせに対応する社員の負担を軽減することはもちろん、休日や夜間などの営業時間外にも自動回答が可能です。つまり、24時間365日問い合わせに対応できる体制を整えられるわけです。
ユーザーもスムーズに回答を得られるようになるため、回答する社員だけではなくユーザーにとってもメリットがあります。
ログインの手間が減る
あらゆる機能がLINEWORKSに集結していることから、それぞれのシステムにログインする手間がなく、すべてLINEWORKS上で完結できます。
複数のシステムやツールを使い分けていると、業務が煩雑になりがちです。LINEWORKSを導入すれば、ほかのツールとあわせて入り口が一つになるため、わかりやすくなるでしょう。
さらにチャットボットを連携させれば、勤務時間に関わらず問い合わせや出退勤の打刻、顧客管理がトーク上でおこなえます。あらゆるシステムの入り口になる上に、業務効率化も実現できるのです。
見慣れた画面で操作できる
LINEWORKSはビジネス版のLINEであるため、そのトーク画面は通常のLINEと変わりありません。見慣れた画面で仕事に関するトークができるのは、ユーザーにとって使いやすさに直結するでしょう。
問い合わせるために電話やメールを使用すると、担当者の在籍状況やメール形式を気にする必要があります。LINEWORKSにチャットボットを組み込んでおけば、在籍状況やメールの形式を気にすることなく気軽に問い合わせが可能です。
見慣れた画面にチャットボットを組み込むことで、より気軽に問い合わせやコミュニケーションができるようになります。
時間や場所に左右されずに業務ができる
LINEWORKSとチャットボットを連携すると、遠隔でチャットボットに話しかけるだけで、勤怠管理や顧客管理などさまざまな業務をおこなえます。
通常であれば、勤怠管理や顧客管理はオフィスでシステムを操作する必要があるでしょう。LINEWORKSとチャットボットを連携しておけば、外からでも自宅からでも、LINEWORKSにログインして操作をおこなえます。わざわざオフィスに戻って確認したり入力したりする必要がなくなり、労働時間の削減にも役立ちます。
入力を簡素化すれば、社員の手間が減ることはもちろん、管理をする側も状況を把握しやすくなるでしょう。
チャットボットと連携したLINEWORKSの活用シーン
ここからは、チャットボットと連携したLINEWORKSの活用シーンを紹介します。
自社の課題と照らし合わせながら、参考にしてみてください。
社内問い合わせの自動応答化
チャットボットは問い合わせを自動応答化できます。LINEWORKSと連携することで、見慣れた画面で操作できることから、より使いやすくなり利用率も上がるでしょう。
電話やメールでの問い合わせは時間を取っておこなう必要があり、担当者がいなければ回答が得られません。LINEWORKSにチャットボットを組み込むことで、問い合わせが気軽にできるようになるほか、24時間365日問い合わせできる環境を整備できます。
問い合わせを自己解決できるようになれば、時間を有効に使えるようになり、業務効率もアップするでしょう。
勤怠管理の効率化
LINEWORKSにチャットボットを連携しておけば、トーク画面で話しかけるだけで簡単に勤怠管理をおこなえます。
外出の多い営業職の人でも社外から容易に勤怠を入力できるため、オフィスに戻る負担が減り、効率よく動けるようになるでしょう。リモートワークをおこなう社員も、自宅から簡単に勤怠を入力できます。
勤怠管理を効率よくおこなえるようになれば、働き方改革の推進にも一役買えるでしょう。
売上アップのための顧客フォロー
チャットボットを実装することで、顧客からの問い合わせに自動で回答できるだけではなく、フォローメッセージを送ることも可能です。
顧客とLINEでつながっていれば、新商品や新サービス、キャンペーンの情報などをいち早く送信できるなど、販売促進に活用できます。LINEを使用することで、電話やメール、手紙、直接訪問よりも高い反応率を期待できるでしょう。返信がない場合でも既読を確認できるため、顧客が情報を確認したかどうかがわかるのも魅力です。
LINEWORKSを使うことで、顧客のLINE上は「公式アカウント」として表示されるため、信頼感も与えられます。
LINEWORKSにチャットボットを作成・連携する方法
LINEWORKSにチャットボットを作成・連携するには、LINEWORKSのbot機能を使うか、外部のチャットボットを連携する方法が考えられます。
ここでは、それぞれの作成・連携方法を見ていきましょう。
LINEWORKSのbot機能を使う
LINEWORKSにはデフォルトでbot作成プラットフォームがあるため、無料で実装できます。
テンプレートも豊富に用意されているため、少し手を加えるだけで簡単にチャットボットを組み込めるのがポイントです。「エンジニアもいないし、開発は難しい……」と考える企業におすすめです。
テキストメッセージだけではなく、ボタンやスタンプなどの形式にも対応しており、ユーザーが親しみやすいメッセージを送れます。グループのトークルームにチャットボットを組み込むことも可能です。
必要な技術ドキュメントはLINEWORKS Developersで公開されているため、迷うことなく導入できます。
外部のチャットボットと連携する
チャットボットにはさまざまな製品がありますが、LINEWORKSと連携させる場合は、対応しているチャットボットを選ぶ必要があります。
すでに自社でチャットボットを利用しており、LINEWORKSと連携できるツールであれば、この方法がおすすめです。そのほか、LINEWORKSのbot機能でできること以上に複雑なチャットボットを実装したい場合も、この方法が向いていると言えるでしょう。
外部のチャットボットツールと連携することで、AIなどの最新技術を活用した問い合わせ対応や勤怠管理、顧客管理などができるようになります。
LINEWORKSと連携するチャットボットの選び方
ここでは、LINEWORKSと連携するチャットボットの選び方を紹介します。
LINEWORKSと連携が可能なチャットボットは多数あります。チャットボットを選ぶ際は、導入方法やサポート体制、無料トライアル期間などに着目してみてください。
導入が簡単なもの選ぶ
LINEWORKSと連携するチャットボットを選ぶ際は、できるだけ導入が簡単なものを選ぶのがおすすめです。
通常の場合チャットボットは、Q&Aやシナリオを設計したり、AI搭載型であれば学習させたりなどの手間がかかります。導入したからといってすぐに使い始められるとは限らないのです。
業務を効率化するためにチャットボットを導入するのに、反対に煩雑さが増して、負荷がかかってしまえば元も子もありません。
チャットボットを検討する際は、Q&Aのテンプレートが準備されていたり、もともと使っているツールから作成できたり、AI搭載型であれば学習済みのものであったりなど、導入が比較的簡単にできる製品を選びましょう。
サポート体制で選ぶ
サポート体制が手厚い会社のチャットボットを選ぶのも一つです。社員が少ない企業であれば、チャットボットの専任担当者を確保できない場合もあるでしょう。導入したもののスムーズに運用できなければ、意味がなくなってしまいます。
サポート体制が整った会社の製品を選べば、チャットボット公開までを手厚く手伝ってくれます。
チャットボットは導入しただけで終わりではなく、チャット履歴などのデータを基に改善・実践を繰り返して運用するのが一般的です。サポート体制が整った会社の製品であれば、運用後も支援してもらえるため、費用対効果を高められるでしょう。
無料トライアルで試して選ぶ
LINEWORKSと連携するチャットボットを選ぶ際は、実際に操作をして、使い心地を確かめてみることも大切です。現場で実際に使う社員の利便性を特に重要視しましょう。
その際に、無料トライアル期間が設けられている製品を選んで実際に利用してもらい、使い心地を確かめるのがおすすめです。複数のチャットボットを試して比較検討するのも良いでしょう。
トライアル期間を活用し、自社に最もあったチャットボットを選んでみてください。
LINEWORKSと連携可能なチャットボット
最後に、LINEWORKSと連携が可能なチャットボットを紹介します。
すでにLINEWORKSを使っている企業や、これからチャットボットとともにLINEWORKSの導入を検討している企業は、ぜひ参考にしてください。
さっとFAQ
株式会社サンソウシステムズが提供するチャットボット「さっとFAQ」は、Excelから簡単に会話データを作成できて初心者にもやさしく、データ分析機能にも優れたチャットボットです。
LINEWORKSに設置することで、ユーザーからの質問や問い合わせに自動で対応できます。利用状況を確認できる専用ダッシュボードがあり、分析結果を基に改善策を検討できる点も魅力です。
月額1万円から利用でき、コストパフォーマンスにも優れています。
チャットディーラーAI
株式会社ラクスが提供するチャットボット「チャットディーラーAI」は、社内向けのAIチャットボットです。社内ポータルや社内FAQのほか、グループウェアやLINEWORKSにも設置でき、自社に合った適切な方法で運用できます。
400種類以上の社内用Q&Aテンプレートを用意しているため、質問内容の精査が必要なく、高性能なAIをすぐに導入できるのが魅力です。
社内の問い合わせに対応する部門の業務負担を軽減できるほか、従業員の自己解決・満足度アップにもつながります。
HiTTO
HiTTO株式会社が提供するチャットボット「HiTTO」は、社内DXに特化したAIチャットボットです。
人事や総務・労務・経理などバックオフィスのナレッジを体系化し、質問パターンを学習させたAIを搭載しているのが強みです。質問の意図を自動で解析し回答してくれるため、対応工数の削減、従業員の負担軽減につながります
LINEWORKSに組み込むことで、社内DXの推進も期待できます。会社全体の生産性向上を図ることを目的としたチャットボットであるため、DXに取り組む企業におすすめです。
LINEWORKSにチャットボットを連携して業務効率化・売上アップを目指そう
ビジネス版LINEであるLINEWORKSは、多彩な機能を備えており、導入している企業も多数あります。そこにチャットボットを連携すれば、さらなる課題改善につなげられるでしょう。
LINEWORKSと連携できるチャットボットを選ぶ際は、導入のしやすさやサポート体制に着目し、無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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Excelから会話データを作成でき、専門的なプログラミングスキルは必要ありません。チャットボットの導入が初めての企業でも簡単に操作が可能です。
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