現場DXツールの選び方を解説!社内で反対されずに導入する方法とは?

DXツールを現場へ導入する際、「社内から反対があり、うまくいかなかった」「DXが浸透せず、かえって効率が悪くなってしまった」という経験はありませんか。DXの必要性は理解していても、社内での反対やツール選びに悩み、進んでいないケースもあるでしょう。

今回の記事では、現場でDXを推進する際のツールの選び方と社内で反対されずに導入する方法を解説します。現場へこれからDXを導入したいとお考えの方や、反対の声に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

弊社では、製造業で日々使い慣れた紙やExcel帳票での入力業務を正確かつ効率化するため、、デジタルと手書きの入力で「現場帳票」をペーパーレスへと移行できる「i-Reporter」を提供しております。

「i-Reporter」は導入社数No.1(富士キメラ総研 2023年8月8日発刊)、国内トップシェアを誇る現場帳票システムです。

導入することで、紙の現場帳票の「記入・報告・管理」全てのペーパーレス化を実現。様々な業務の効率化やDX化につなげられます。

また、弊社株式会社サンソウシステムズでは、要件定義から設計・導入、その後の運用管理まで、お客様に寄り添った伴走支援が可能です。

ぜひ、ご一緒に現場の業務課題を整理していきましょう。サービス資料を用意しましたので、併せてこの機会にこちらから無料でダウンロードしてみてください。

現場のDXとは?

現場のDXとは、製造業や建設業など現場での作業をデジタル技術の活用により、新たな課題の解決方法を模索し、既存のやり方を変えていくことです。DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、活用される技術としてAIやIoT、ドローン、VR、クラウドなどが挙げられます。

デスクワークが中心の企業では少しずつDXが浸透していますが、現場作業が多い企業、いわゆるノンデスクワーカーではまだまだ浸透していない状況です。しかしながら、今後少子化による人材不足や長時間労働の是正などの観点から、現場でもDXを導入し変革していく必要があります。

DXを導入することにより、取引先や顧客とのデータ連携や工場の品質向上にも役立てられるでしょう。DXは、長いスパンで社員教育やシステム導入などをおこなうため、早めに予算と計画を立てる必要があります。他社との差別化のためにも、ぜひDXツールの導入を検討しましょう。

現場のDXが反対される理由

最新のデジタル技術を利用したDXは便利なものではありますが、導入する際現場から反対されてうまくいかないケースも多く見られます。なぜDXを進めようとする際、反対の声が上がってしまうのか、理由や背景について解説します。

経営層の理念が現場に伝わっていない

DXを推進したいという思いが先に立ってしまい、きちんとした説明がないまま、今までのやり方をすべて変えてしまうと現場から反発を招きます。現場の従業員の目線で考えると、「なぜ今までの慣れ親しんだ方法から新しい方法へ変えなければいけないのか」と抵抗を感じてしまうでしょう。

人は、環境が変わるとストレスを感じます。しっかりとした動機づけがないまま、形だけ先行してDXを進めようとしても、なかなか現場で活用されず、DXツールの導入自体失敗する恐れがあります。DX推進を急ぐあまり、現場への説明が疎かになってはいけません。説明できるよう、DXを推進する理由を明確にしておくのも重要です。

現場目線のDXではない

DXを推進する際、「便利だから」「よく使われているから」といった理由でツールを選択してしまうと、かえって不便になってしまうケースがあります。DXツールはどの会社でもそのまま使える訳ではなく、現場のニーズに合わせて多少のカスタマイズが必要です。

DXツールを取り入れることだけがDXではありません。現場が求めていることを把握し、使いやすいように考える必要があります。真に現場に役立つツールとして活用するためには、現場の目線が欠かせません。現場の担当者に意見を求めたり、カスタマイズを任せたりといった工夫が必要です。

現場DXを成功させる方法

DXは現場にもさまざまなメリットがあり今後導入していかなければならないものですが、現場から反対されてしまうとうまくいきません。ここからは、スムーズにDXツールを導入していくための方法について解説します。

DXツールを導入する必要性をしっかり伝える

まず、なぜDXツールを導入する必要があるのか、背景や理由、メリットをしっかり現場に伝えましょう。理由や背景がわからないまま、DXを推し進めてしまうと現場は反発します。これからの会社のあり方にとって必要であることを丁寧に説明しましょう。

DXツールの導入は、ITの専門部署や経営層だけではおこなえません。現場の協力と理解が必要です。協力と理解を得るためには、しっかり動機付けをし、現場から必要とされるDXツールを導入していかなければなりません。納得させられる説明ができるように、DXツールを導入する理由や目的をあらかじめ明確にしておくようにしましょう。

現場の意見を取り入れる

DXを推進するためには、現場の意見を取り入れることが大切です。なぜなら実際に日々の業務でDXツールを使用するのは、現場の従業員だからです。真に使いやすいようにDXツールをカスタマイズするためには、現場の意見が欠かせません。

DXの推進は、全社員が一丸となって取り組むことが大切です。導入した後も、現場の意見を聞き、改善につなげていかなければなりません。使用感や使い勝手を確認したり、改善点をヒアリングしたりと、現場とよくコミュニケーションをとり進めていくようにしましょう。

適切なDXツールを選択する

DXを推進するうえで欠かせないのが、DXツールです。DXツールは、さまざまな会社から多くの種類のものが販売されています。その中から自社にとって適切であるツールを選ぶのが重要です。

それぞれの会社にとって必要なツールは異なります。一概に、有名なツールや金額が高価なツールが良いとは限りません。まず、自社の業務の中で、DXツールに置き換えられそうなものを想定し、その上で使い勝手の良い商品を選びます。DXを成功させるためには、ツール選びも慎重におこないましょう。

現場DXツールの選び方

DXを成功させるためには、ツール選びが重要です。しかし、DXツールには多くの種類があり、どのような基準で選べば良いのかと悩んでいるケースもあるでしょう。ここからは、DXツールを選ぶ方法について解説します。

現場の担当者が簡単に扱えるか

DXツールは、導入してしまえば終わりではありません。現場の状況に合わせてカスタマイズや、使いやすいようにこまめなメンテナンスが必要です。カスタマイズやメンテナンスの度に外注すると、費用や時間がかかります。

現場の担当者が自ら簡単に項目の追加や編集をおこなえるツールを導入するのが理想です。ITの専門的な知識がなくても扱えるノーコードやローコードのDXツールが販売されています。自社の従業員のスキルに合わせて、最低でも簡単な修正は専任者でなくとも編集できるようなツールを選びましょう。

スモールスタートが可能か

いきなりすべてをデジタル化してしまうと、現場は混乱します。まずは、変えやすい簡単なものからスモールスタートし、徐々に広げていくのがおすすめです。最初は基本的な機能だけを利用し、後々必要になった際に機能拡張できるツールを選ぶと無駄がありません。

大掛かりなツールを一気に導入すると、使い勝手が現場と合わないと判断した場合でも安易に変更しにくくなります。その点、スモールスタートであれば、初期投資の金額を抑えられる点もメリットです。少しずつDXを進めることで、現場も徐々に理解を深めながら、段階を踏んで進められるので、安心感があります。

自動化できる作業がどれくらいあるか

DXツールを導入する目的として、業務の効率化が挙げられます。より効率化を計るためには、人が介在する部分をなるべく少なくし、ツールだけで自動化できるのが理想です。特に毎日発生する業務や、一度に大量に処理しなければならない作業を自動化すると、効率が大幅に上がります。

DXツールは、24時間365日稼働し、正しく設定してあればミスをしません。この特性を生かし、夜間に発生する業務やミスが発生しやすい業務に活用するのもおすすめです。自動化させることで空いた稼働は、人でなくては対応できない業務に充てられます。

現場DXに役立つツール

現場業務の中で、DXツールを使って置き換えられる業務にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、現場でDXツールを導入する場合に役立つ機能や種類について解説します。

帳票システム

帳票システムは、既存の紙帳票やExcelをDXで活用できるよう置き換えられるシステムです。よく使う項目には入力補助機能を付けたり、時刻や氏名などが自動入力できたり、IoT機器とデータ連携できたりします。

作成した帳票はシステム上でラベルや検索機能を使い、いつでも確認が可能です。集計や分析も自動化できるシステムもあるので、稼働削減にも役立ちます。必要に応じて、PDFやExcelなどさまざまな形式で出力できるので、どうしても紙で管理したい場合にも活躍するでしょう。

弊社の「i-Reporter」も現場の帳票システムとして活用できます。「i-Reporter」は導入社数No.1(富士キメラ総研 2023年8月8日発刊)、国内トップシェアを誇る現場帳票システムです。導入することで、紙の現場帳票の「記入・報告・管理」全てのペーパーレス化を実現。様々な業務の効率化やDX化に繋げることができます。

また、弊社株式会社サンソウシステムズでは、要件定義から設計・導入、その後の運用管理まで、お客様に寄り添った伴走支援が可能です。

ぜひ、ご一緒に現場の業務課題を整理していきましょう。サービス資料を用意しましたので、併せてこの機会にこちらから無料でダウンロードしてみてください。

導入実績3,500社以上

工程管理ツール

工程管理ツールとは、工場の生産計画を可視化し、納期の目安や受注の可否を判断するのに役立つツールです。工程が完了するごとに実績の投入をすることで、リアルタイムで進捗の確認ができます。工程管理以外に、受発注や在庫、原価の管理ができるツールも販売されています。

工程管理ツールには大きく分けて2種類あり、多品種少量生産に特化したDIRECTOR6や、個別受注生産や見込み生産など幅広い分野に対応したUM工程進捗などです。自社の業務内容に合わせて選択しましょう。

可視化された情報を基に、作業負担の偏りや稼働状況の確認ができ、人員配置を見直す際に役立ちます。業務フローをデジタル化することで、熟練の職人しか把握していなかったノウハウを蓄積しておくことが可能です。

ドキュメント管理ツール

ドキュメント管理ツールは、図面や国税関係書類や電子取引データを保存できるツールです。紙で保管していた業務マニュアルなども保管でき、検索機能ですぐに取り出せます。一定期間の保存が義務付けられている書類も保管が可能で、紙と違い場所を取らないのもメリットです。

ファイルに期限を設定しておけば、契約書の期限切れの心配もありません。外部に流出してはいけない重要データも、アクセス制限やログが残るタイプのドキュメント管理ツールを使えば安心して預けられます。

ドキュメント管理ツールには、マニュアル不要でわかりやすい画面が特徴のD-QUICK7やすべての社内文書を保管できる楽々Document Plusがあります。どのような文書を保管したいのか、作成までおこなう必要があるのかなどを検討し、ツールを選ぶのがおすすめです。

DXツール同士の連携でさらに便利に!

現場のDXに活用できるツールは、紹介した以外にもさまざまなものがあります。せっかくDXツールに集約しても、個別のツールをそれぞれ使うのでは効率が良くありません。DXツールの中には、それぞれのツールを連携して使えるタイプのものがあります。

ツール同士を連携させることで、さらに便利に効率良く業務がおこなえるでしょう。DXツールを選ぶ際には、連携できるツールやIoTシステムにも注目することが大切です。システムが対応できる業務はすべて自動化させられるよう、自社の業務の洗い出しをしましょう。

その上で必要なシステムを検討し、ツール同士が連携できるものを選ぶと、使い勝手が良く、従業員も満足するDXが実現できます。

株式会社サンソウシステムズでは、導入社数No.1(富士キメラ総研 2023年8月8日発刊)の現場帳票システム「i-Reporter」の導入を支援する『ちょこっと相談室』という無料のオンライン相談窓口を設けております。

現場帳票のシステム化を検討する際、「時間がなくて調査ができない」「導入しても運用できるか不安」「他社製品と比較してどうなのか?」といった課題や不安がつきものです。

そのような企業様も安心してください。コンサルティング実績の多い弊社であれば、課題のヒアリングから業務効率化に向けた、目標設定・試験導入、その後の本導入から運用まで伴走支援いたします。

まず、やるべきことを整理するだけでもメリットになります。
お話を伺いたい方は、無料の『ちょこっと相談室』(オンライン)で、お気軽にご相談ください。現状課題のヒアリングから丁寧に対応させていただきます。

参考:建設DXとは?課題を解決する建設DXのメリットや活用される技術などを解説 | SketchUp Pro Japan